ルートラボサービス終了

マジかよ!
YAHOO!地図サービスLatLongLabが2020年3月でサービス終了というアナウンスがあった。
当然ルートラボも終了し、これまでのデータは全て削除される。
利用していたチャリ系ブロガーはみんな涙目。
ブログにどんだけ、ルートラボの地図埋まっているか見当もつかない・・・(泣)

とりあえずルートラボのGPSデータを救出

ルートラボの管理ページの先頭に「一括ダウンロード」ボタンが設置されていて、
個別にダウンロードする必要はなく、一気にダウンロードできるようになっている。
これにより、データの救出は簡単にできるよう配慮されている。

「一括ダウンロード」ボタンを押すと route_posted.zip がダウンローされる。

ところが route_posted.zip を解凍するとファイル名が英数字の羅列になっている。
おそらく、漢字がShift-JISコードに変換されていると思われるが、これでは、どれが
どのデータかさっぱり分からんぞ。(・◇・)ファイル形式は、gpx となる。

ルートラボで利用していたサービスをまとめてみる

さて、ルートラボの代替えサービスを検討する事になるが、
前提として「無料(タダ)」である事が望ましい。
その前に私がルートラボで利用していたサービスをまとめてみる。

大きく以上の3点。一番利用頻度が多いのが、ブログ用の埋め込み地図。

ルートラボ代替サービスを検討する

調べてみると、同じような事ができるサービスは結構ある。
リンクを貼っておくので、興味のある人はこちらも検討してみるといい。
記事タイトルにもある様に、私はGoogleマップで代用する事に決めた
理由はこの後説明する。

Starava

このサービスは実際に登録して試してみたところ、実走データはインポートできるが、
ブログへの埋め込みはできない模様。URLでのリンクはできそう?とにかく分かり辛い。
そもそもアスリート系の人が目標を設定して競い合う雰囲気のコミュニティで、
ルートラボの代替えだけで使用するには気が引ける。
基本無料だが、課金しないとまともにサービスを利用できない雰囲気。(500〜600円/月)
これはないなという感じで、パスします。

Ride with GPS

こちらも実際に登録して使用してみた。Staravaよりは使い易く、こちらの方が断然いい。
ただし、日本語対応されておらず、基本英語。GoogleChromeの翻訳機能で、なんとか理解はできる。地図はGoogleマップを使用していて見慣れた地図。
キューシートを作成する機能があり、ブルベする人にはいいかも知れない。
多機能だが、ルートラボの代用としてだけに使うには、やはり重すぎる。
英語だし、これもパスしておく。
以下にスクリーンショットを貼り付けておく。雰囲気だけは伝わると思う。

いろいろ試したが、どれも一長一短あり、ルートラボが、いかに神サービスであったかを
再認識しただけになった。

結局Googleマップに戻る事にする

Googleマップ

結局たどり着いたのはお馴染みGoogleマップ。
ルートラボの前はGoolgeマップ使用していたし、たどり着いたというよりも、
戻って来たというのが正しい。
ルートラボが10年で進化したのと同時に、Googleマップもそれなりに進化している。

Googleマップにした理由

妥協点(あきらめる)

Googleマップ(マイマップ)を使い倒そう!

実際に現時点でGoogleマップのサービスで何ができるのか検証してみる。
まずは完成形を先に見てもらいたい。
それぞれの作成方法は後で説明する。

ヤビツ峠の上りルートを新規作成してHTMLを埋め込んだもの。

こちらは Google Earth ProへGPSファイルを読み込み、標高差グラフを表示したもの。

さらにGoogle Earth Proでドローン撮影風動画を作成してYouTubeにUPしたもの。
作成には手間と知識が必要だが、これでGPSデータの自動再生の代用になる。

Googleマップでルートを書く手順

効率の良し悪しはあると思うが、基本的な手順となるので、参考にしていただきたい。
Googleアカウントでログインしていることが前提となる。

Googleマップを開いて、左上のハンバーガーメニュー(三本線メニュー)をクリック。

「マイプレイス」を選択

「マイマップ」を選択

「地図を作成」をクリックして新規マップを作成する。

ツールボタンの「ラインを描画」をクリックして「運転ルートを追加」を選択する。
ここで、「自転車ルートを追加」を選択したいところだが、ベータ版の様で、まともに機能しない。「運転ルートを追加」では、クルマでの走行ルートを想定しており、大通りを基本に自動的にルート選択がされる。「徒歩ルートを追加」にすると、自転車では走れないルートやそれは違うだろ!というルートになり易いので、やはり自転車の場合は、「運転ルート」が現時点では最適だ。

無題のレイヤが追加され、「車」A地点B地点の入力が可能になる。
ここには住所を入力してもいいし、検索ワードを入力することで、住所を選択できる。
基本的にはスタート地点とゴール地点を入力すればよいのだが、期待どうりのルートが一発で引かれることはまずない。

ここでは、愛知県の名古屋駅をスタート地点と想定し、適当ところまで自分でルートを確認しながら、線を引いてみる。従ってA地点(スタート)は名古屋駅を入力。

ここで、B地点(ゴール)もA地点と同じ名古屋駅にしておく。(どこでもよいのだが、近いところがいい)

すると、名古屋駅に「B」マークが表示される。実は「B」の下に「A」が隠れていて、AとBが表示されている。

「B」をマウスでつかんだまま移動させると、「A」〜「B」間でルートが引かれる。
どんなルートが選択されるかは、システム(AI?)任せとなる。

こんな調子で、マウスを移動させてルートを引いていく。この辺りはルートラボと同じと言える。しかし、思い通りのルートとならない場合も多々ある。これもルートラボと同じ。
そんな時は、細かく目的地を設定することで、これまで設定したルートをシステムがさらに変更してしまう事を防止できる。目的地は多数設定できる。ここは根性の要る作業。

ルートを引き終えたら、「無題のレイヤ」に適当な名前を付ける。保存は自動的にされる。
上の例では、地図名を「サンプル」としている。さらに、レイヤの右上の3点メニューをクリックすると、メニューが現れKML/KMZ形式のファイルにエクスポートできたり、サイトへの埋め込みコードを生成できる。ここでは、サイトの埋め込みコードを作成してみる。
「自分のサイトに埋め込む」をクリック。

ところが、このままでは、警告メッセージが出力される。
メッセージにある様に、他ユーザーへの共有設定が必要となる。
一旦「OK」ボタンでメッセージを閉じる。以下に共有の方法を説明する。

共有したいマップを開き、「共有」をクリック。レイヤ単位ではなく、マップ単位で共有されるので、意図しないレイヤが含まれていない事を確認する必要はある。

共有リンクの設定画面が表示されるので、アクセスできるユーザーで「変更…」をクリックする。

リンクの共有で、「オン -ウェブ上で一般公開」にチェックを入れて「保存」する。
これで、このマップに関しては、誰でもアクセスできる様になる。
その他、オーナー設定など誰にどんな権限を与えるか設定できる様だが、ヘルプサイトに詳細があるので、熟読して頂きたい。
また、Googleマップに限ったことではないが、自宅などが簡単に特定できる様なマップ公開のし方は避ける。

埋め込みコードをサイトで表示するとこの様になる。

KMLファイルを書き出して、カーミンなどGPS機器に取り込むこともできるが、スマホがあれば、自分の Googleアカウントで直接マップにアクセスできる。
iPadでGoogleマップへアクセスしてみた。
今は、スマホがGPS機器の代わりになる便利な時代。

Google earth Proでの標高グラフとドローン風動画の作成方法は、別の機会に記事にしたいと思う。

ブログに埋まっているルートラボリンクの問題

こればかりは、過去記事を個々に開いて修正、または削除するしかなさそう。
とりあえず、これでこの記事は終了。
もっとよい手段があれば追記、又は記事にしたいと思う。