アイコ探しの旅パート2
前回行けなかった弥富へ行った。
どうでもいい事だが、コンプリートしないと気が済まない質である。
それに、毎週自転車で走る場所に悩むのも事実なので、具体的な目的地がある方がモチベーションも上がる。

前回に続いて、映画を観ていないと何の事だかさっぱり分からないが、「ふーん」と言う程度に見て頂きたい。
簡単に説明すると、映画の冒頭のタイトルバックで、空撮でアイコが自転車で疾走する場所が、弥富の干拓地。

このシーンね
30年の時を経て

空撮は無理なので、地上からアイコが自転車で走っているシーンとほぼ同じ場所から進行方向を撮影。
ウナギか何かの養殖場らしき池が山に変わっている。
始めはこの場所ではないのではと思ったが、周りの状況からここで間違えない。
左側にガードレールが設置されているものの、それ以外は基本的に変わっていない。

角度を変えて撮影。
以上で、アイコを探す旅は終了。
いったい何だったのか。

ところで、名古屋方面から弥富南部に行くには、地図で見ると国道23号線を走ると最短である。
山崎川、堀川、中川運河、庄内川、新川、日光川を渡らなければならないが、いちばん効率よく一直線で
行けるのが国道23号線という事になる。伊勢湾岸自動車道は論外として。
しかし、ストリートビューで確認すると、山崎川、堀川に架かる国道23号線の橋は、自転車及び歩行での
通行は不可である。
他の橋は走行できる様だが、車道を走るのは命がけの様だ。一応現地で確認したが、軽車両進入禁止の標識は
なかったものの普通の神経では進入できない。
国道23号線高架部の自転車での走行はかなりの珍走となり、警察に通報されるだろう。

お約束の手押し階段
ここを走行して上ろうとして、途中でタチコケなんて経験は誰にでもあるだろう。(ないか)
もちろん自転車を壊したくないので、押して上る。もちろん下りも押しで。


右側は大型車が高速道路並に飛ばしている。

また階段
前の方は、通勤途中の様に見えたが、おとなしく手押し、ていうかここを乗りながら上ったら曲芸ものか。

庄内新川橋だ。
歩道はこんな感じ。

日光川を越えると弥富である。
この辺りの歩道は雑草だらけであったが、車道を走る気にはならず、我慢して歩道走行。
もちろん歩行者にも自転車にも全く遭遇しなかった。
初の国道23号線歩道走りだった。やっぱり、大回りでも国道1号の方が変な気を遣わなくて済む。

最後に。

ロケ地近くに「伊勢湾台風殉難之塔」がある。

洪水の底にて稲穂靡くかたち
冬燕

舟で行く。水の下には稔った稲穂がぎっしり。水の流れによってその穂が一斉に動く。
風に靡(なび)くのとそっくり。水中の稲穂よあわれ。
村上冬燕さんは名古屋在住の医師。山口誓子門下。俳人協会顧問
大正三年生れ。
文学碑建設実行委員会

終わり