昨日出かけたポタリングの記事。
鉄道廃線跡をたどるポタリングシリーズ。

今回は旧名鉄挙母線。愛知県豊田市「上挙母駅(現存)」から岡崎市の
「大樹寺駅跡(廃駅)」まで。

以前から計画だけはしていたものの、当日走行中突然思い立ち実行。
廃線マップはGPSにルート登録だけしてあったものの、細かい情報は何も
収集していない。案の定、迷いに迷い、大きくルートを外れ、想定外
(いや想定した通り)に無駄に距離を走行した。
しらみつぶしに走行したと言うのが本当のところだ。
私の方向音痴は札付き。

ーここからが本編ー
朝からあてもなくフラフラ国道1号線を走り、途中安城豊田自転車道を
水源方面に向かったが、突然気が変わり、廃線巡りポタを強行。

とりあえず、ナビに保存してあった廃線マップをインポートして表示、
廃線ルートに乗ることに。

しかし、GPSの精度があまり良くないのか、普通に走行していれば
問題ないのだが、停止して地図を拡大したり移動させていると、
現在地や走行方向を見失う。

こう言ったポタの場合、ソニーのナブユーの方が信頼できるのだが、
予定外だったのでしかたない。

結局、うまくルートに乗れず、自分ではルートを修正しているつもりでも、
なぜか同じ交差点に違った方向から何度も出てしまう。

相変わらず自分の方向音痴ぶりに呆れる。と言うか、失望さえする。
冷静になって、迷ったところまで戻り、正しいルートに修正する。
これを繰り返せば良いはずなのだが、走りながら何とかしようとする
癖が直らない。

そこで、途中からルートに乗ることはやめて、起点である豊田市の
上挙母駅に行くことにする。

さすがに、現存する上挙母駅には普通にたどり着けた。
(実はかなり遠回りしたが)

駅前にこんな物があった。さすがクルマの町トヨタ。

ところで、廃線になった名鉄挙母線の詳細だが、ウイキペディアを参照願いたい。
名鉄三河線の上挙母駅から分岐し、豊田自動車本社前付近を通り岡崎市の大樹寺駅
までを結んでいた路線だ。

私自身、乗車したこともなければ、当時の路線の様子は全く知らない。
上の写真は上挙母駅付近の踏切から撮影したもので、左奥のレールが分岐し住宅街
の中へ伸びている。もちろんレールは既に撤去されている。

住宅街の先からはアスファルトで舗装された細道だが、
明らかに線路が延びていた様な曲がり具合だ。

しばらく畑の中を真っ直ぐ進むが、
愛知環状鉄道の高架と合流するかたちで消滅。

愛知環状鉄道の「三河豊田駅」この駅が挙母線の「豊田自動車駅前駅」
であった様だ。当時の痕跡は跡形もなくなくなっている。

この辺りの廃線跡は、遊歩道やサイクリングロードになっている。

整備されたサイクリングロードが真っ直ぐ伸びる。

しばらく走ると突然現れる「道の駅」トップの写真。
「渡刈駅跡」この駅だけ、このようなかたちで保存されている。

やがて、伊勢湾岸自動車と矢作川に突き当たり大きく迂回する。
この辺りでも大いに迷う。

何とか矢作川を迂回して真っ直ぐ伸びる細道を走るが、
鉄道があった痕跡は見つからない。
道路から分岐して竹藪の中に消える脇道が何となく怪しい。

この先で、ようやく廃線跡らしい光景をみる事ができた。

おそらくこの土手の上に線路があったと思われる。
このポタでは、レールをみる事は一切なかった。
既に全て撤去されている様だ。

こう言った空き地が時々みられるが、すぐ先に住宅が建ち並ぶ。

歩行者、自転車専用道路になっている場所もある。

やがて青木川を渡ると岡崎の市街地へ入って行く。
青木川の堤防から大樹寺駅跡方面を望む。
真っ直ぐ伸びている道路があるが、これは廃線跡ではなく、
廃線跡は写真左側の住宅が建ち並ぶ辺りを通っていた様だ。

大樹寺に近づくにつれて住宅街を避けるようにこのような道が続く。

そして、自転車置き場に突き当たり完全に先に進めなくなり、
大樹寺駅跡に到着する。

この辺りが駅跡になるようだ。

どうやら名鉄バス乗り場となっている様だ。
これで、廃線跡をたどるポタは終了。

ここまで来たので大樹寺を見学。
初めて来たが、立派なお寺で驚いた。

この後、国道1号線をひたすら走り豊明まで帰宅。
ちょっとしたポタリングのつもりで家を出たが、気がつけば80キロ
以上走っていた。

十分な下調べなしで適当に走ってしまったので、少々消化不良。
帰宅後、GPSの走行ログを見て、あまりの酷さに公開は取りやめる。
その代わり、理想的な挙母線廃線ポタルートを作成したので公開しておく。

ルートだけではなく、駅があった場所もコメントで記述してある。
機会があれば、このルートでリベンジするかも知れない。

道に迷った途中で偶然出会った風景


ここがどこで、何かはよく分からない。

終わり