先日購入したマウントアダプターを使用して、EOS 40Dにカラーヘリアを付けた図。

デジタル時代に、こんなクラシックレンズが通用するのか。
見た目はさほど違和感はないぞ、どうしましょう。(ニコニコ)

もちろん、完全にマニュアルフォーカス。露出は絞り優先だけ有効。
この後、ピント合わせに悪戦苦闘する事になるのだが。

早速試し撮りに出かけて来ました。
今日は有松ではなく、名古屋市の東山動物園(約15年ぶり)。
いろいろ、レンズを持って行くと迷いが生じるので、これ1本だけね。ヘリア縛りて事です。
APS-CのEOS 40Dなので、焦点距離120mm固定て事、でも動物園ならこれで正解でした。

動物園での撮影ですけど、あくまでもレンズを試すのがメインであり、
動物主体ではない事をはじめに言っておきます。


今回は、撮影時のディテールを重視して、トリミングは一切行わず、RAW現像ソフト(RL)で多少の露出補正と
一部アンシャープマスクをかけたのみです。


すっかりオートフォーカスに慣れ切った体に、マニュアルフォーカスはかなり厳しい。
初めはシャッター半押しで、ピント合わせる癖が抜けない。
400カットほど撮影したけど、半分以上はピンボケ。

マウントアダプターを使用した場合、レンズとカメラの連動機能は一切機能しない。
露出設定は絞り優先のみ有効で、絞りリンクで絞りを決定して、シャツタースピードはカメラ任せとする。
しかし、どうもオバー気味。

絞りと連動して、ファインダー内が暗くなるのが致命的な欠点というか宿命(絞り込むとファインダー内は真っ暗になる)
とにかく、ピント合わせがやりにくい。
そもそも、マニュアルフォーカスを前提としない40Dのチープなファインダーで、絞り込んだ状態では
ピントの山などほとんどわからない。

しかし、さすが、名玉(レンズ)と言われたカラーヘリア。
開放域から高いコントラストを叩き出す。順光で、F5.6以上絞り込めば、かなりの高解像度。
発色も悪くないぞ。

  


キヤノン純正のLレンズに引けを取ってないかもよ。
どうしましょう。(ニコニコ)

こういう場面では、マニュアルフォーカスが有効。
AFだと、たいてい手前の柵にピントが合ってしまいますよね。
ちょい、虎がピンボケなのが残念だけど・・・。

こちらは、柵にピントが合ってしまってますが、これはこれでいいかも。
柵の中の白い虎がなんか淋しげに見える。

終始キリンが出てこなかったのが残念でした。
シロクマも体調不良だったみたいで写真なし。

これもちょいピンボケか。(主体があいまい)
凄く綺麗だったんだけど、この写真では伝わらないな。

午後2時を過ぎて、かなり日差しが斜めになってきました。
絶滅危惧種のロバだそうです。この子。

サイの体って、鎧(よろい)みたいだよね。

こんな感じで、園内を一通り回って、撮影してきました。
動物園てやっぱり楽しいよね。

園内のどこからでも見える東山タワー。
F11まで絞り込んで撮影。

こんなところで、カラーヘリアの試し撮りは終了。
このレンズ、まだまだ捨てたもんじゃないよ。
モノクロで撮ってもいい味出るし、デジタル時代のカラーでも十分通用するよね。
でも、古い設計のレンズなので、太陽を入れて逆光で撮影なんかすると、派手にハレーション起こします。

ピント合わせは大変だけど、じっくり撮るならマニュアルフォーカスも楽しいよ。

おわり。