名鉄知立駅高架工事ウォッチング2023年12月17日 時点の見たまま情報。
知立駅の様子
2023年3月21日に名古屋本線上り(豊橋方面)が新ホームへ切り替わり、9ヶ月が経過。
その後大きな進展はなく、未完成の構内は分かりづらく、人の動線はぎこちない。
上の写真は名古屋方面から急勾配を上ってくる2200系特急。
こんな写真が撮れるのも今だけ。
渡り通路から下を見ると、大きな穴が空いており下りホームの支柱の土台だと思われる。
豊橋側の開かずの踏切の様子。
本線上りの踏切が無くなった分、少しだけ開いている時間は長くなった。
三河知立駅移転の準備は大詰め
三河線ホーム3階化に伴い、豊田方面のお隣り駅「三河知立」は近すぎる。
降下する距離がないため、900メートルほど豊田寄りへ移転する。
移転日はすでに公式発表されていて、来年、2024年3月16日始発より新駅での運用開始。
現在の三河知立駅は2024年3月15日の終電をもって廃止となる。
三河線豊田方面は3階から急降下を始め、新築されたマンションを回り込むように三河知立駅
手前まで高架橋ができている。
同じ場所から振り返って三河知立駅方面を見ている。工事開始を待つばかりと言う感じである。
おそらく三河知立駅移転後、旧駅舎は早々に取り壊され、工事が開始されるものと思われる。
仮線の工事は始まっている
三河知立駅の脇には既に仮のレールが敷かれており、工事期間中はここを走ることになる。
電車が停車している所が三河知立駅。
同じ場所から豊田方面(国道1号線方面)を撮影。
工事中ではあるが、歪に敷かれた仮レールが印象的。
さらに進んだ先、県道のアンダーパス手前で仮線は本線へと合流するようだ。
ここまでに降下を完了させなければならないわけだ。
望遠レンズを覗くと微かに新駅のホーム見える。
新三河知立駅(移転先)
国道1号線の歩道から撮影。
ホームと駅舎の原型はほぼできており、細かな仕上げ中という感じ。
知立側に歩行者専用の踏切があるだけで、構内踏切や跨線橋はない。
列車が停まっているように見えるが、通過する瞬間を撮影しただけ。
知立方面のホームのレールは途中まで敷かれていた。(2023年12月17日撮影)
同じ場所から知立方面を撮影。
ここから国道1号線のアンダークロスまでは複線になるようだ。
もしかすると、ここから知立駅まで複線化される可能性もある。
駅舎はこのような感じで、上りと下りで独立した改札がある。
外階段から上がる謎の2階があるが、詳細は不明。
一気に近代化される三河知立駅と言いたいが、900メートル移転はもはや別駅なのかも知れない。
移転前後の駅周辺住民の感情も複雑なものがあるだろう。
三河線碧南方面の工事状況
三河線碧南方面の工事も進んでいる。
分かりづらいが、手前の線路は三河線の豊田方面。写真右奥が知立駅。
巨大な足場が組んであるが、イオンモールの建設ではなく、これが三河線碧南方面の高架の橋脚。
テニスコードがあった辺りだ。
この角度から見るとよく分かる。
3階ホームから大きく右へカーブしながら、降下しつつこの上を走る事になる。
南陽通踏切から知立方面を撮影。中央奥に先ほどの足場が見える。
右側に空き地があるが、ここに仮線が敷かれ、現行のレールの上を高架橋ができるようだ。
同じ踏切から碧南方面を撮影。既に用地確保(仮線用地)は終わっている。
高架完成後は、もとの道路に戻すと思われる。
碧南方面も確実に工事は進行している。今後も定期的にウォッチングしていく。
三河知立駅最後の冬
新しいものと引き替えに古いものを捨てなければいけない時もある。
冬の夕暮れは駆け足で過ぎてゆく。
春の訪れと伴に去って逝く、そして徐々に忘れ去られ、それが日常になる。
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