夏の三岐鉄道 北勢線・三岐線こころをリセットする旅をしてみませんか

三岐鉄道について

三岐鉄道は「三岐線」と「北勢線」があり、それぞれが独立した路線です。(繋がっていない)
しかも軌道幅(レール幅)も異なり、北勢線は全国的にも珍しいナローゲージの路線です。

路線概要(AIによる要約)

三岐線:近鉄・JR富田駅(四日市市)~西藤原駅(いなべ市)を結ぶ全長約26.5kmの単線、1067mm軌間、電化1500V。
旅客列車は近鉄富田始発で運行。貨物列車はセメント輸送が中心で、富田〜三岐朝明信号場間は貨物専用区間です 。

北勢線:西桑名駅~阿下喜駅間約20.4kmのナローゲージ(762mm)路線で、2003年に近鉄から引き継ぎました。
全国でも希少な線として知られ、観光や通学利用されます 。

出典:ウィキペディア

歴史と由来(AIによる要約)

• 1928年設立、1931年にセメント工場への貨物輸送用として三岐線が開業。
1952年旅客営業開始、1954年に電化されました 。

• 「三岐」の社名は三重県と岐阜県を結ぶ路線計画に由来しますが、現在は三重県内に収束しています 。

• 北勢線は近鉄からの譲渡路線で、独特のナローゲージとして観光的視点でも注目されています 。

出典:ウィキペディア

北勢線

北勢線も赤字に悩むローカル線。沿線人口の減少、少子高齢化による利用客減少、鉄道インフラ老朽化に伴う
設備投資コストの増加。沿線自治体からの補助金での運営の限界。
日本全国の赤字ローカル線が抱える同一の問題ではありますが、北勢線も例外ではありません。

今後のあり方に関する協議会が始まりました。廃線も含め検討がされると言うことです。

そんな中、北勢線は交通系ICカード利用が全駅で可能となりました。(三岐線は使えません)

北勢線の主要駅には鉄道利用者専用の無料駐車場があります。(詳細は公式HP)
クルマで出かけて「ちょっと乗ってみるか」という楽しみ方も手軽にできるようになりました。

北勢線の夏は魅力がいっぱいです。小さな黄色い車体と田畑のコントラストがまぶしい。

是非、この夏は日本でも珍しいナローゲージの小さな鉄道を体験して頂きたいと思います。

北勢線は2020年夏に訪問した写真がメインになります。

2020年8月撮影 東員〜大泉 戸上川を渡る北勢線、夏雲と黄色の車体がいい。

2020年8月撮影 東員〜大泉 戸上川に架かる細く頼りない鉄橋を行く

2020年8月撮影 東員〜大泉 小さな踏切と夏雲

2020年8月撮影 楚原駅 33.3パーミルの急勾配を登る小さな電車

2020年8月撮影 西別所〜馬道 走井山公園階段上から見た小さな踏切

2020年8月撮影 楚原〜麻生田 鉄道むすめ(楚原れんげ)ヘッドマーク

2020年8月撮影 楚原〜麻生田 稲刈り直前の田園を行く

2025年7月撮影 阿下喜駅(軽便鉄道博物館 展示車両内)

レトロ車両の中から阿下喜で出発を待つ電車を撮影。
木製の窓が開けられているのが、懐かしく、エモい。
今にも発車しそうですが、展示車両です。

2025年7月撮影 阿下喜駅(軽便鉄道博物館 展示車両)

軽便鉄道博物館は開館日にご注意ください。基本的に第1、第3日曜日のみ開館(1月は第2、第3日曜日)

三岐線

三岐線は北勢線とは全く違うタイプの路線で、こちらも全国的に珍しい貨物輸送が行われている私鉄路線です。

太平洋セメント藤原工場で生産された石灰石(セメント)の輸送。碧南火力発電所からの石炭灰の輸送。
これらを主とした貨物輸送が毎日行われています。

また、他の鉄道会社から譲渡された旧型車両も運行されており、鉄道ファンにとっては貨物列車と同時に楽しめる
趣味路線的な要素もあります。

最近ではJR東海から211系5000番台が譲渡されました。
三岐鉄道仕様へ改造も完了して、運用されているようですが、訪問した日には遭遇できませんでした。

三里〜丹生川 (定番撮影地)

鈴鹿山脈をバックに真っ直ぐ伸びる田園を走る貨物列車を撮影できる事から有名な撮影地。

丹生川駅から徒歩でも行ける距離ですが、36℃を越える最近の夏場(まだ7月)は要注意。

当日は熱中症警戒アラート「危険」の発令中徒歩で向かったのだが・・・。

2025年7月撮影 三里〜丹生川 貨物

線路脇すぐの農道からローアングルで撮影。

陸橋道路から俯瞰気味に撮影

2025年7月撮影 三里〜丹生川 クモハ101形(もと西武鉄道401形)

藤原岳をバックに夏の田園と共に撮影

2025年7月撮影 三里〜丹生川 クモハ801形(もと西武鉄道701形)

この場所は、さまざまな角度から、四季を通して撮影が可能です。

夏場は「熱中症」にご注意ください。近くにコンビニや自販機は見当たりません。

丹生川駅(にゅうがわ)

丹生川駅は有人駅で、駅前に広い駐車場があり、鉄道利用者は無料で使用可能です。

駅前に「貨物鉄道博物館」があり無料で見学できます。

ただし、定期開館日は毎月第1日曜日のみで、注意が必要です。
屋外に展示されている機関車や貨車はいつでも見学できます。

一般からの寄付とボランティでの運営とのことです。

過去の開館日に撮影したものを掲載します

展示物 2024年11月撮影

展示物 2024年11月撮影

2024年11月撮影 開館日には 阿下喜〜丹生川 間を連絡する無料バスが運行されます。

国鉄とかかれた、見たこともないレアな車両での運行でした。(写真は後ろ姿です)

すぐ脇の線路を本物の機関車が通過していきます。(撮影日:2025年7月)

西野尻駅

東藤原と終点西藤原の間にある駅舎もないような小さな駅ですが、何か心引かれるものがあって、
近くの踏切から撮影して見ました。

坂を登り切ったあたりにある駅で、林を抜けて上がって来た電車が、駅を出てまた林の中に消えて
行くような感じです。

息をするのも苦しいくらい暑い夏の一日でした。

37℃が当たり前のようになってしました三重県や愛知県ですが、
この夏、こころをリセットするような素敵なローカル線の旅をしてみませんか。

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