20年前のPOWERMAC G4を今時のiMac風にレストアしてみる。この作業に10連休を費やした結果・・・。 | Silent Dream | an氏の雑記

20年前のPOWERMAC G4を今時のiMac風にレストアしてみる。この作業に10連休を費やした結果・・・。

10連休初日。何気に立ち寄ったハードオフで目に止まったジャンクPC。
20年前のPOWERMAC G4。改めて見ると、不思議デザインしてる。
訳のわからない衝動にかられ、気が付いた時には買ってしまってた。(>◇<)

家に持ち帰って改めて見たけどやっぱりゴミ?

ちなみにお値段はゴミ価格。2,700円也(税込)

本体はなんとなくベタベタして、林檎は傷モノ。色も経年劣化で黄ばんでる。

DVD?いや CDドライブ?が付いてます。
小さな林檎マークは光るのかと思ったけど、光らなかった。

背面はこんな感じです。
電話のモジュラー?モデム?、LANの上にも謎の端子があります。

普通に起動しました(・◇・)/

キーボード&マウス、電源コードも付属していたので、
恐る恐る「電源ウォ〜〜ン!」してみました。普通に起動しました。(・◇・)/
Photoshopとillustratorがインストールされてる。
20年前は高価で、憧れだったソフトが今日ついに手に入った。しかも2,700円で。

内部はこんな感じです。w(°0°)w オォー

ケースのサイドが開き、ロジックボード(Macではマザーボードとは言わないらしい)が降りてくるタイプです。CPUクーラー無いのね。通りで、ケースファンが常に全開爆速で回って、うるさいわけだ。

電源はATXの様です。改造する場合、これ地味に嬉しいです。

全てのパーツを撤去します。え(゚○゚)!

MacOS9は使えないので、中身は全て入れ替えます。
撤去の様子は省略しますが、大量のゴミパーツが発生しました。

ケースをiMac風に塗装します。Σ( ̄□ ̄lll)

これが一番大変な作業です。

これ、昔から使っているタミヤ製のプラモ用塗装ブースですが、大きなケースの蓋は、こんな小さなブースに収まらないので、巨大な塗装ブースを作成することから始めます。
庭付きの一戸建てなら、適当に庭に新聞広げてやればえぇんですが・・・。

ホームセンターで養生シート(引っ越し業者がエレベーターに貼るやつ)を買って来て、箱状に組み立てて、新聞紙貼って。タミヤの塗装ブースつけて塗装墳を吸い出す作戦でしたが、ほぼ効果なし。室内でやろうと思い、部屋中を養生しようとしましたが、無理。で、狭い廊下の隅を養生シートやら新聞紙、ビニール貼りまくって塗装。(゚◇゚;)!!!
換気不十分な場所での塗装。この後、悲惨な10連休になった事はここだけの話です。

iMac風とは?(*・ω・)ン?

所有しているiMacをよく観察して、配色を決めました。
ていうか、iMacて基本2色です。
本体はシルバー。モニターの縁がブラック。林檎マークはやや艶のあるブラック。
という事で、以下の通り、塗装しました。

プラへの塗装なので、使い慣れたタミヤカラーの缶スプレーを使用。
本体と持ち手部分は、アルミシルバー。フロントパネル、リアパネル、アッパーパネル、
ネジ類はマッドブラック。林檎マークは艶ありブラック。それぞれ、缶スプレーで3回塗装。
林檎マークは取り外せるという情報もあったけど、強引に行くと割れそうだったので、あきらめてマスキングして塗装。細かいところは、筆塗りでごまかす。
素人のDIYなので、塗装面は埃のりまくりでした・・・。

ケース内部を激しく加工します。\(◎о◎)/

普通の組み立てパソコンと違い、Mac規格ケースにATXマザーをぶち込むので、
一筋縄には行きません。
まずは、もともとロジックボードを固定していたボルト、リベット類を無理やり引きちぎったり、削ったりして、とにかく平らな状態にします。
リベットは、電動ドリルで穴を開けて破壊。圧着してあるボルトみたいなやつは、ペンチで挟んで、右へ左へ動かして、金属疲労させて破壊。
CDドライブが乗っていた棚は、メモリー、チップセットのヒートシンクが当たるので、
金ノコで切断。バックパネルは、絶対合わないので、PCIスロットから下の部分は切断します。とにかく邪魔なものは全て取り除いて行きます。

バックパネルはどうしてもこんな感じになります。こだわる方は、3Dプリンターとかで、
ぴったりするやつを作るといいと思います。

内部の組み立て

当初はフルATXマザーを入れるつもりでしたが、微妙に大きくて、PCIスロット部分がどうしても合いません。あきらめて、microATXマザーを入れる事にします。
マザーは、そこらにあったASUSのP5Qです。これも10年くらい前のものです。
Core2Duoになるんですが、今でもWindows10がインストールできるところは素晴らしい。

電源はATXなので、すんなり収まりますが、エアーフローは最悪です。ファンとケースの壁に5mmくらいの隙間があるだけです。ほんとは、ケースに穴を開けて風を通すと良いのですが、今回は妥協します。林檎シールはオプションです。

電源の形状によっては、コンセントとスイッチの位置が微妙に合わないので、ケース側を削っていい感じに加工します。

ケースファンはもともと付いていたものを流用します。ネジ穴が合わないので、3Mの超強力両面テープで接着しました。今後はペカペカLEDで光るやつに交換する予定はありません。
見えねーし。

OSドライブは120GBの激安SSDへ換装。データ用にそこらにあった320GBとか、全く記憶にないHDDを取り付け。

このケース、CPUクーラーが曲者で、大型のものは非対応です。
Core2Duoなので、こんな薄型のCPUファンもありましたが、今時のCPU、薄型だとかなり限定的になります。電源下はかなり空いているのですが、CPUファンの取り付け位置が上の方だと電源と激突します。
今後マザー交換してパワーアップするつもりですが、その辺りが懸念されるところです。
配線がごちゃごちゃですが、蓋を閉めた時にCPUファンに当たらない仕様になっております。今時の透明アクリルケースじゃあないので、中はどうでも良いです。

いよいよ塗装したケース全体を組み上げて行きます。

電源ボタンの中に黄色LEDを入れて点灯するようにしました!

もちろん林檎の中にも緑LED入れてHDDアクセスランプとして点灯させます!
ちょい暗いので改善の余地ありです。

どや!

どや?

この隙間は、ケース開けなくてもCPUファンの様子とか見るのに便利です。(汗)

実際の使用環境です。(撮影用に大掃除したのはここだけの話)
OSはMojaveではなくWindows10ですのでお間違えなく。(壁紙はそれっぽいけど)
下のモニタは本物のiMacです。

ぶっちゃけ普通のWinodws10パソコンです。

観葉植物の隣に添えて、オブジェとして鑑賞します。
ケースの中身抜きすぎて、強度なくなって、建て付けが悪くなった事はここだけの秘密です。

こうして、ほぼ引きこもりの10連休が虚しく終わろうとしております。

2021年2月追記 6コア12スレッドへアップグレード (^o^)

コメント

  1. 匿名 より:

    マザーボードの固定は、どのようにしているのでしょうか
    気になります。

  2. 匿名 より:

    私もすごく気になります!

  3. 匿名 より:

    かっこいい!