【写真コラム】ノスタルジー 其の4  No.012

カメラなんてなんでもいいみたいな事を書いているが、ちょっと矛盾する事になるが、TPOに応じてカメラを選ぶ事は必要。この日私が使用したカメラは、CONTAX STと言う一眼レフで35mmの単焦点レンズを付けた最小限の装備。それでも重い、シャッター音が大きい。いわゆる、デカイ、重い、うるさいの3拍子そろった一眼レフ。人気のない静かな路地で「カシャ、カシャ」とミラーが跳ね上がるシャッター音は町撮りスナップには向かない。それに散々歩き回るので、軽くて軽快にシャッターを押せるカメラが必要。
昔、アラーキーの著書に書いてあった事だが、大物政治家を撮影するときは、無意味に大きなカメラ(中盤カメラ)で、大きなシャッター音がするものを選んで使うそうだ。撮られていると言う意識が高まり、より傲慢な顔つきになるらしい。

さて、町撮りスナップにはどんなカメラが良いのか、それはみんな分かってる。
M型ライカ。レンズはズミクロン。空気まで映るレンズ。
でも、実際は簡単には空気は映らない。使うフィルムとか、現像の仕方とか、高い解像度が空気感に変わると私は思っている。徹底的に拘らなければ空気は映らない。

それで、この頃は何かに取り憑かれているかのように大枚はたいて、ライカではなく(泣)コニカのヘキサーRFを買った。レジファインダーて言うやつです。(残念ながら売却済です)
撮影結果を予想できないカメラで、現像するまでが楽しみなカメラだった。
被写体を定める。ピントを合わせる。シャッターを押す。フィルムを巻き上げる。このリズムで楽しく撮れるカメラ。とにかく、気持ちというか、気分で撮るカメラだった。

カメラ:CONTAX ST
レンズ:CONTAX Distagon 35mm F2.8
フィル:Kodak T400CN

まだ続きます。

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Silent Dream | an氏の雑記

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