昨日行ったロングライドの記事です。
シニマシタ
終わり
愛知県から琵琶湖方面へ行くときの最大の難所は鈴鹿山脈越えです。
いろいろルートはありますが、
今回はこんなルート(ルートラボへリンク)で走りました。
このルートは、先日行われたブルベ「BRM428名古屋400京都」のルートを基本に
往路は八風街道にアレンジしたものです。
もちろん、京都までは行かず半分で折り返します。
3:45 起床
4:55 出発
名古屋市熱田区(国道1号線)
すっかり日は昇りいい天気です。
ゴールデンウィークといえば田植えですよね。
早朝から総出で田植えしてました。(愛西市)
快調に走り、立田大橋まで来ました。
正面の山に朝日が差してなんか綺麗ですね。
橋の上から西の方を見ると、お虹だ!
綺麗ですね。
ていうか、感動している場合ではありません。
今から、あっちの方へ行くんですけど・・・。
なんか、いやな予感がしますね。(虹の向こうには夢と希望が待っている)
多賀方面はいい天気ですけど、山の左側にまた虹が出てますね。
まあ、なるようになるでしょう!
物事は前向きに考えましょう!(意味不明ですが)
多度大社の鳥居の坂を登り、いなべ方面へガンガン走ります。
でもね、この後、だんだん空の青いところがなくなって行くのは言うまでもありません。
八風街道をひたすら峠に向かって走ります。
道路のあちこちに水たまりが残っており、明け方まで大雨が降ってましたてな感じです。
空は晴れているんですけど、山の方から細かい雨が飛んで来ます。
上りに入ると、ついに雨が降り出しました。
山頂まであと少しというところで、本降り状態になり、止まってウィンドブレーカーを着ました。
上り切った所で、最近開通した石榑(いしぐれ)トンネルが見えました。
大昔、私は自転車友達の「トミさん」と琵琶湖にツーリングに出かけた事があるんですが
当時はこんなトンネルはなく、酷道の峠を越えました。
そのときも雨が降っていたような気がします。
実はこの日、ここに来るまで昔トミさんとこの峠を越えた事を忘れていました。
トンネル手前に登山者のための駐車場があるんですが、そこでトミさんが私を待って
いてくれた事を思い出しました。(当時から私は上りが遅かった)
という事は、八風街道は初めてではないという事になりますね。
ルートはトミさん任せでしたから、どこを走ったのか分かっていなかったんですね。
自転車歴約30年ですかね(ブランク期間20年)結構あちこち走ってますよ。
雨の降りが激しくなって来たので、休憩したかったんですけど、早々にトンネルの中へ逃げ
込みます。
全長約4キロのトンネルの中はこんな感じです。
申し訳程度に左側に歩道がありますが、こんなところ危なくて走れません。
構わず車道を走ります。道路の真ん中に棒があるので、クルマは対向車線にはみ出
せないので、自転車のぎりぎりを追い越して行きます。
大型バスが後ろからクラクションを鳴らしていますが
「うるせい!」
と心の中で叫び、歩道によけました(汗)
あ、そうそう右側の一段上がった所を自転車で走って、突起物にぶつかり
怪我をした知人がおります。
皆さん気を付けましょう。
そして
トンネルを抜けるとそこは・・・・。
さて、雨のダウンヒルです。
構わずガンガン下ります。
もうね。
びしょ濡れですよ。
しばらく下ると
霧に煙った永源寺ダムのダム湖が見えました。
そういえば、ナビを外すの忘れてました。
防滴仕様なんですけど、雨の中を小一時間ほどダウンヒルしてしまいましが、
大丈夫なようです。
側溝から水が噴き出していますね。
ダムを見学したかったんですけど、それどころではありません。
ここからしばらく写真はありません。
デジカメは防水仕様ではありませんから、しばらく封印しました。
峠を越えて、標高が下がるにつれて、雨は小降りになり市街地に出たら全く降っており
ませんでした。とりあえず彦根城を目指して走ります。
そして彦根に入り、琵琶湖をひと目見ようと湖畔に向けて自転車を進めます。
そして
琵琶湖です。
なんか湖て感じではなく、冬の海みたいで寒々とした感じです。
とにかく、なんかね、暴風ですよ。
湖の方から強い風が吹いて来ます。
帰りは追い風になるのでラッキーと思ったのですが、実はこの風との戦いとなる事をこの
時は想像できませんでした。
続きは次回・・・・
にしようと思ったけど、暇なので続けて書いちゃいますね。
さざなみ街道という湖畔のサイクリングロードを走り彦根城まで行きます。
ゴールデンウィークていうことで、お城周辺の駐車場はいっぱいで、駐車待ちのクルマで
道路は渋滞していました。よくある連休の風景ですね。
周りを見渡しても、猫のぬいぐるみはいませんでしたね。
昼ご飯を1時間かけて食べて、しっかり休んで、体力を回復させます。
この後、このロングライド最大の難関、鞍掛峠越えが待っています。
追い風に乗って多賀大社まで快調に走ります。
平均速度は30Km/hを越えてますから、帰りは早いかも知れません。
なんて、甘く考えていました。
多賀大社前で止まって記念写真を撮りました。
鳥居の前の土産物屋は結構繁盛していました。
ここもゆっくりしてられませんので、写真だけ撮ってスルーします。
多賀大社の交差点を越えると酷道(国道)306号の上りの始まりです。
初めは結構緩やかなアップダウンが続き短いトンネルをくぐります。
あれ?これで終わりか。と思いましたが、そうは問屋は卸しません。ここまでは、ほんの
ウォーミングアップに過ぎませんでした。
途中、落石(雪崩)防止のトンネルがあり、側道(おそらく旧道)があったので、
川沿いを走りました。この国道306号線も廃道になった旧道があちこちに見えました。
かなり標高が高くなった所で、桜が満開だったので記念写真を撮りました。
ちょっと桜の種類が違うようですが、普通の桜より桜色が綺麗でした。
すぐ下を流れる川も綺麗でした。
この後しばらく進むと左上の高い所にガードレールが見えました。
この上にも廃道になった道があるのか?と思いましたが、いやいや、これから自分が上る
道そのものでした。
いくつものヘアピンカーブをあえぎながら上り、もう終わりか、もう終わりか、と思いカーブを
抜けるとまた激坂が続いている・・・・。
そんな格闘を1時間以上続け、精神力だけで、ペダルを回し続けます。
ナビで峠の山頂を確認するとあと少しです。しかし、標高が上がり山の尾根付近に
出るとバイクをコントロールできない程の暴風です。
さらにカーブを曲がる度に風は向かい風になったり、横風になったり、追い風になったり、
自転車歴30年(ブランク20年)の私でも体験した事のない状況です。
ガードレールの向こう側は断崖絶壁ですから、転落したら命はありません。
危険を感じてとりあえず自転車を降りました。
もう少しで峠のトンネルがあるはずです。
山頂付近は雲の中です。
やっとトンネルが見えました。
トンネル内は前半が上りで、後半は下りになります。(かまぼこ型)
風は、追い風です。凄い勢いでトンネル内を風が通り抜けています。
自転車は何もしなくてもピストンで押し出される様に飛ばされて行きます。
時速50km/hは出ていました。結構長いトンネルでしたが、クルマに追い越される
事もなく、あっという間に通過してしまいました。
トンネルを抜けるとそこは・・・・
雨は降っていませんでした。
ただ、恐怖のダウンヒルの始まりです。
下りも上り同様、強風が吹き荒れ、カーブを曲がり、自転車の向きが変わる度に
風向きが変わります。追い風と横風になるとバイクのコントロールが難しくなり、スピード
は出せません。何度もひやりとする瞬間があり、結局ブレーキをかけっぱなしの亀下りとな
りました。
峠を越えて市街地入ると完全な追い風となり、バイクの巡航速度は上がります。
いなべから多度までの平地区間では時速35km/h巡航です。
基本下り基調ですからかなり暴走しました。
午後五時を過ぎて、かなり陰が長くなって来ました。上りでも、追い風に助けられて
快調に走ります。既に160キロ以上走りましたが、足は十分残っています。
俺て、凄く強くなったか?と錯覚する瞬間です。(追い風のせいね)
多度大社の大鳥居まで戻って来ました。
もう日没となるのは確定していますが、明るいうちに少しでも先へ進むことにします。
木曽三川を越える橋の上は、横風暴風で油断すると橋の欄干に接触しそうになる
ので、慎重にゆっくり走ります。かなりのタイムロスです。
名鉄佐屋駅を過ぎてからは、再び追い風となり、田んぼの1本道を高速走行します。
蟹江付近で、1台のクロスバイク(フラットバーロードかな?)が後ろに付き、私が
前を引くことになりました。(若い学生風)
「おい、俺は180キロ以上走ってるんだから、先頭変われ」
なんて、言えるわけもなく、黙々と先頭を走ります。
でも、追い風ですから前も後ろもあまり関係ありませんけど、日没後で混み合う名古屋
市内を走るのは神経を使います。
荒子あたりで、私がルートを急に変えて巻いてやりました。しかし、結果的に結構な
ハイペースを継続できたので、予定より早く帰る事ができました。
この後は、旧東海道をポタポタと闇に紛れて帰りました。
ロングライドは、辛いけど楽しいですね。
今後は、ロングライドの世界にはまって行こうかと思います。
終わり
コメント
ギョギョッ、200キロ越えですか。私には未知なる世界です。
お疲れさまでした。
私も20年前にクロモリで石榑峠を越えました。サイクリストの登竜門でしょうか。(笑)
200キロはロングライドとしては普通なんですけど
峠越えを二つ入れると結構辛くなります。
やっぱりadam12さんも石榑峠超えましたか・・。
地図で見ると最短なんだけど、行ってみると後悔しますね。
今では、「酷道」と言われた石榑峠はトンネルのおかげで、
楽に超えられる様になりました。
旧道の方も随分長い間通行止めでしたが、ある程度整備された
様です。でも、私が行ったこの日は通行止めの看板がありました。
峠二本越えなんですね。私の選択にはありませんでした。
306号も30年近く前に走った時(オートバイですが)は滋賀県側は未舗装でした。
それにしてもあのトンネルを上りの三重県側から、しかも車道は考えられません。次あるとしたら押しが入っても旧道ですよね。
確かに峠2本はきつかったです。
でも、27Tのスプロケは有効でした。
石榑トンネルの三重側からは、やはり上りでしたか・・・。
気がつきませんでした。
車道を走行しましたが、ほとんどの車は徐行して通過していきますよ。
トンネル内はちゃんと反射ベストを着用しましたし・・・。
ロングライドの基本はとにかく「頑張らない」事ですね。
坂道での足付きもアリだと思います。
[…] 長浜の豊公園までトランポしました。遠くに見えるのは長浜城です。以前自走でビワタッチ(豊明~彦根城)をしたことはありますが、ビワイチをするのは今回が初めてです。長い記事になりますが、暇なら最後まで読んで下さいませ。走りはじめてすぐに左手にきれいな琵琶湖が見えました。とてもいい天気で、最高のビワイチになりそうです。因みにビワイチは反時計回りで行うのが良いそうです。湖周道路の大半はこのように車道と植木で仕切られた歩道(自転車道)があります。琵琶湖の湖周道路は、数キロ信号もなく、大型トラックが制限速度プラス30キロで走行していることも珍しくなく、車道走行はそれなりのリスクがあります。木が植えてあるのは、トラックの風圧から歩行者や自転車を守るためだそうです。ビワイチするときは、できるだけこの歩道を走るのがお約束の様です。歩道というより、自転車道と言った方が正しいかも知れません。歩行者はほとんどいませんし、左側は湖ですから、クルマが飛び出して来ることも、ほとんどありませんでした。清々しい秋の朝日を浴びながらポタポタ走ります。今日は、約160キロを10時間を目標にゆっくり走ります。湖に沈む夕日を見たいので、速すぎても駄目なんです。このルートで、唯一のプチヒルクライム。旧塩津街道の峠を登り切ったところから見えた琵琶湖です。しかし、もう一つオプションでヒルクライムが追加される事をこの時点では想定しておりませんでした。風もほとんどなく、湖畔の道路を快調に走ります。ところが、JR永原駅付近からマキノへ向かう湖周道路が、先日の台風の影響なのか、通行止めの様です。でも、自転車ならなんとかなるんじゃあないかと、しばらく進みましたが、引き返して来るローディーが、「通行止めですよ」と教えてくれたので、来た道を引き返します。迂回路をナビで確認したら、それほどの大回りではなかったのですが、プチヒルクライムのオプションが追加となりました。ヒルクライムオプション後には結構長いトンネルもありました。もちろん琵琶湖は全く見えませんでした。国道を逸れると民家の並ぶ静かな道路が伸びています。彼岸花があちこちに咲いていました。西側の湖周道路は、5キロ以上信号もなく、ひたすら真っ直ぐな道路が続きます。時々オートキャンプ場があるだけで、民家もほとんどありませんでした。うんざりするほどの直線道路が終わり、やっと湖の見える道路に出ました。こんな風景に癒やされ、ついつい止まって写真を撮ってしまいました。山の緑と空の青、黄金の稲、高架の鉄道は湖西線です。電車が来ないかと、しばらく待ちましたが、あきらめて走り出した直後に特急電車が通過して行きました。(写真撮れず)やっと琵琶湖大橋に来ました。長かった・・・。橋の一番高い辺りから撮影。最高にきれいでした。橋の姿が撮影できなかったのが残念です。長い橋でした。一気に下ります。 […]