CanonEOS6DのフォーカシングスクリーンをEgに交換してみた。
交換手順と、どんな感じかをレビューしてみたいと思う。
そもそもなんでフォーカシングスクリーンを交換するのかというと、
オールドレンズなどをマニュアルフォーカスで使用する場合、標準のものより
Egにした方が、ピントの山がつかみ安いという事らしい。
高価なものでもないし、簡単に自分で交換できるので試してみます。
スクリーンの購入と付属工具について
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250652-1.jpg)
Amazonで2千円程度で購入することができます。
カメラの機種によって色々あるので、使用できるか確認して購入しましょう。
Egsは EOS6D MarkIIでは使用できない様です。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250653.jpg)
中身はスクリーン本体と、脱着するための工具が付属しています。
工具というよりは、つまみ取るための専用ピンセットという感じのものです。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250663.jpg)
ブルーの出っ張りを押すと先端の口がワニの様に開きます。
また、ブルーの先端の鍵(耳かきみたいなやつ)で、固定爪を外したり、
スクリーンホルダーを押し上げたりします。
交換手順1 電源オフしてレンズを外す
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250656.jpg)
交換手順を説明します。
電源を切って、レンズを外します。
言うまでもありませんが、ミラーやスクリーンを素手で触らない様に注意しましょう。
指紋や汚れが付着すると、クリーニングが面倒ですから。
ミラーがほこりだらけですが、気にしません。(写りませんから)
余計なことして、想定外の事態になることがよくありますから(・ω・)
交換手順2 スクリーンホルダーを外す(リリースする)
上の写真の「赤丸」の下にある爪を付属工具の青い部分の先で(耳かきを使う様に)
引き上げると、ぽろりとスクリーンホルダーが下がります。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250675.jpg)
スクリーンフォルダーがリリースされて、ミラーの上に降りた状態です。
交換手順3 スクリーンを取り外す
付属工具の青い部分を押して、ワニの口部で「パクリ」とスクリーンの出っ張り部分を
噛み付いて取り外します。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250684.jpg)
こんな風に素手で触らずにカメラから取り出し、
スクリーンの入っているケースの中にでも立てておきましょう。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250682.jpg)
空になったスクリーンフォルダーです。
交換手順4 新しいスクリーンをフォルダーにセットする
取り外しの逆の手順で、工具で新しいスクリーンを摘まみ取って、カメラの中の
スクリーンフォルダーにセットします。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250675-1.jpg)
交換手順5 フォルダーを元に戻す
確実にスクリーンがフォルダーにセットされていることを確認できたら、
付属工具を使用して、耳かき部分でフォルダーを引き上げて、爪に引っ掛けます。
「カッチ」とか音はしませんが、工具を放しても落ちてこなければokです。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250683.jpg)
元の状態に戻ったらレンズ付けて、電源入れて撮影できればokです。
どうでしょう。簡単でしょう!
何度も行う作業ではありませんが、慣れれば、5分程でできます。
くれぐれもミラーとかスクリーン本体に工具をぶつけて、
傷を付けない様に注意しましょう。
オールドレンズで遊ぶ
オールドレンスの装着方法はこちらの記事をどうぞ
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2016/10/IMG_1625-3.jpg)
今回は、Voigtlander Color-Heliar 75mm F2.5 Lを装備して、
近所の公園で遊んできました。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/P1250642.jpg)
EOS6Dに装備したColor-Heliar 75mm F2.5 L
コンタックスマウントからEFマウントに変換アダプター咬まして装備しています。
このマウントアダプターは、「とりあえず取り付けることができます!」
的なものですが、ガタつきもなく、ピントズレもなく使用できます。
一応、ダミーの情報を返すチップが付いている様で、どんなレンズを付けても
F値は1.4となります。実際は、レンズの絞りリンクの値となります。
絞り優先か、マニアル露出で使用できます。
もちろんフォーカスはマニュアルだけです。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6198.jpg)
思いのままにシャッター押した写真を掲載します。
今時のレンズと違って、なんとなく味があると思いませんか。
ボケ具合とか・・・。 発色とか・・・。
このレンズ、F5.6位絞るとカリカリの高解像度になります。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6181.jpg)
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6208.jpg)
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6279.jpg)
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2019/03/IMG_6226.jpg)
最後になりますが、交換したフォーカススクリーン。
私は、ピント合わせがし易くなったと感じました。
ファインダー覗いた時の印象は、やや暗くなつた様に感じますが、
ピントがずれている時のボケが大きくなった様に感じます。
その分、ピントが合った時のクリアー感ははっきりします。
マニュアルフォーカスを多用する方は、交換した方が良いと思います。
戻す事も簡単にできますし。
オートフォーカスは便利で確実ですが、時にはマニュアルフォーカスでじっくり
シャッターを押すのも良いです。
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