ルートラボ終了の時が迫ってきました!
YAHOO!地図サービスLatLongLabは2020年3月末でサービス終了します!
今回は、自分のサイトに埋め込まれているルートラボのマップを
Googleマップと入れ替える方法を紹介します。
また、以下の問題も解決策があるので紹介します。
- ルートラボからダウンロード後のZIPファイルを解凍すると、ファイル名が英数字の羅列で、何がなんだか分からない問題。
- ルートラボからダウンロード後のGPXファイルをGoogleマップへインポートすると、「ファイルに無効またはサポートされていないデータが含まれているか、ファイルが大きすぎて解析できません。」エラーになる問題。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらもご覧ください。
前回記事の続きとなりますので、ご覧いただいた方が、理解しやすいと思います。
ルートラボ終了に伴う代替えサービスの検討記事はこちら。(前回記事)
まずはルートラボのマップデータを退避させましょう!
とにかくルートラボのマップデータをダウンロードして退避させましょう!
ルートラボ管理画面の先頭にルートデータの一括ダウンロードボタンが設置されています。
やり方は、前回の記事をご覧ください。
2020年3月末でデータは削除され、ダウンロードもできなくなります。
Googleマップへルートラボのマップデータをインポートする手順
Googleマップは、自身でルートを作成する以外に、GPX形式やKML形式のファイルをインポートする事も可能です。
ここでは、その手順を紹介します。
自身のGoogleアカウントでログインしている事が前提です。
Googleマップを開いて、左上のハンバーガーメニュー(三本線メニュー)をクリック。
「マイプレイス」を選択
「マイマップ」を選択
「地図を作成」をクリックして新規マップを作成する。
無題の地図が作成され、無題のレイヤの下に「インポート」項目があるので、それをクリックして、
インポートしたいGPX形式やKML形式のマップデータを選択します。
しかし、ここで問題が発生しました。
「ファイルに無効またはサポートされていないデータが含まれているか、ファイルが大きすぎて解析できません。」
と言うエラーになり、インポートできません。
解決策は以下に記載します。
GPSログ活用ツール「轍Wadachi」を利用して問題を解決します。
インポートエラーと合わせて、ファイル名が英数字の羅列になっていて
元のファイル名が分からない問題の解決策も説明します。
以下の2つの問題です。
- ルートラボからダウンロード後のZIPファイルを解凍すると、ファイル名が英数字の羅列で、何がなんだか分からない問題。
- ルートラボからダウンロード後のGPXファイルをGoogleマップへインポートすると、「ファイルに無効またはサポートされていないデータが含まれているか、ファイルが大きすぎて解析できません。」エラーになる問題。
この問題はGPS活用ツール「轍Wadachi」で解決できました。
非常に優秀なツールで、実際に使える機能がしっかり実装されています。しかもフリーソフトです。
このソフトを使用する前提で手順を説明していきます。
なお、動作OSはWindowsとなります。
「轍Wadachiソフトウェア公式サイト」からダウンロード可能です。
ルートラボからダウンロード後のZIPファイルを解凍すると、ファイル名が英数字の羅列で、何がなんだか分からない問題
ルートラボから一括ダウンロードしたzipファイルroute_posted.zipを解凍すると、
ファイル名が「0c27cadf57……..gpx」などとなり、なんなん?と言うことになります。
おそらく漢字がShift-JISコードに変換されている。
この問題を解決するために轍Wadachiを使用します。
轍Wadachiを起動して、「トラック」タブを表示させ、
解凍済みgpxファイルをドラックアンドドロップします。
一度に複数ファイル読み込む事が可能で、読み込みが完了すると、
トラック名が元の日本語で表示されました。
とりあえずここでは、元の日本語で表示されたと言うだけで、
個々のトラックをエクスポートして、GPXやKML形式で名前を変えて保存する必要があります。
ルートラボからダウンロード後のGPXファイルをGoogleマップへインポートすると、「ファイルに無効またはサポートされていないデータが含まれているか、ファイルが大きすぎて解析できません。」エラーになる問題。
ルートラボからダウンロードしたGPXファイルをそのままGoogleマップのマイマップへ
インポートすると、ほとんどのファイルでご覧の様なエラーとなりました。
原因が分かりませんが、KML形式のファイルはインポートできる事は確認できました。
ならば、全てKML形式でインポートすればよいのですが、
ルートラボの一括ダウンロードはGPX形式にしか対応していません。
ただし、ルートラボの管理画面(マイページ)から、1つずつマップデータをエクスポートすれば、
KML形式での保存は可能です。
しかし数が多いと「やってられねー」て事になります。
轍Wadachiを利用してGPX形式をKML形式に変換する
轍Wadachiを利用してGPX形式をKML形式へ変換できるのですが、
結論から言って一括変換できず、結局1ファイルずつ手作業するしかありません。
全てのファイルをトラックとして読み込む。
「ファイル」→「エクスポート」→「Google Earth KML…(K)」とすると、
全てのトラックが結合されて、1つのKMLファイルが出力されました。
余談ですが、私の場合約200ファイル(200マップ)あったのですが、
全てが結合されたKMLファイルをGoogle Earthで表示してみたところ、ご覧の通りです。
新潟方面はクルマで走ったルートですが、それ以外はほぼ自転車で実際に走行したルートです。
一部計画しただけのルートも混ざっているかも知れません。
東京〜京都は徒歩です。(東海道53次)
トラックを一つずつKML形式でエクスポートする
結局、轍Wadachiを利用してGPX形式をKML形式に変換するには、
「トラック」タブへターゲットのファイルを1つだけ取り込んで、KML形式でエクスポートします。
サイトに埋め込むための公開設定手順
無事インポートできたら、自身のサイトへマップを公開する手順を紹介しておきます。
インポートが完了したら、マイマップから公開したい地図を開いて、右上の選択メニューから、
「自分のサイトに埋め込む」をクリック。
次の警告メッセージが出力されたら、
メッセージにある様に他ユーザーへの共有設定が必要となります。
一旦「OK」ボタンでメッセージを閉じて下さい。
以下に共有手順を説明します。
共有したいマップを開き、「共有」をクリック。
レイヤ単位ではなく、マップ単位で共有されるので、
意図しないレイヤを含めない様に注意しましょう。
共有リンクの設定画面が表示されるので、アクセスできるユーザーで「変更…」をクリック。
リンクの共有で、「オン -ウェブ上で一般公開」にチェックを入れて「保存」します。
これで、このマップに関しては、誰でもアクセスできる様になります。
その他オーナー設定など、誰にどんな権限を与えるかも設定できますが、
ヘルプサイトに詳細説明があるので、理解した上で設定してください。
また、Googleマップに限ったことではありませんが、
自宅などが簡単に特定できる様なマップ公開のし方は避けましょう。
埋め込みHTMLを自分のサイトに貼り付けて完了です。
埋め込みマップの貼り換えはやはり、地道に1つずつ作業するしかなさそうです。
Googleマップを埋め込むとこの様な感じになります。↓
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