![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2013/12/P1180677_thumb.jpg)
2013年12月に導入したファイルサーバー
導入から7年が経過した我が家のファイルサーバーHP ML110 G7。
今更ですが大幅な増強を行ったので記事にします。
導入時の記事はこちら
OSをWindows Home ServerからWinodws10に変更した時の記事はこちら
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/IMG_7006.jpg)
色落ちして随分汚くなりました。
CPUをCeleron G530からXeon E3-1220へ交換
もちろん中古品で、お値段は送料込みで3,500円でした。もはやジャンク扱いです。
E3-1220はもともとML110 G7のオプション設定にあるもので、動作は保証されています。
ただし、E3-1220シリーズは、V2,V3がありますが、
HP ML110 G7は無印のソケットLGA1155のSandy Bridgeのものしか対応していません。
V2,V3はそもそも CPUソケットがLGA1155ではありません。
しかし、Xeonと言ってもE3-1220は4コア4スレッドで、今時の多コアCPUと比較すると、
かなり残念な感じではありますが、自己満足の世界です。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/cpuz.png)
CPU交換後のCPU-Zのスクリーンショット
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/coretmp.png)
MAX TDP80Wですが、付属のCPUクーラーで大丈夫かテストしてみました。
CPU負荷100%でしばらく回してみました。
CPUファンフル回転でMAX80℃前後で止まりましたが、余裕はない感じです。
ちなみに室温は23℃前後でした。
メモリを4GBから12GBに増強
こちらも中古品です。
DDR3のECCメモリもほぼジャンク価格です。
4GB1枚で700円程度で、送料600円とかでした。
メモリスロットが2つ空いているので4GBを2枚増設しました。
最終的な構成は2GB X 2枚、4GB X 2枚のデュアルチャンネルで動作してます。
CPUの増強よりもメモリが増えた事によるレスポンスの良さが実感できました。
ML110 G7はECCのメモリしか使用できませんので、注意が必要です。
参考までに、私の環境で動作したメモリを紹介しておきます。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/2F7A8492.jpg)
Kingston KVR1333D3E9SK2/8G と表記してあります。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/2F7A8501.jpg)
SAMSUNG M391B5673GB0-CH9 M1310 と表示してあります。
これは本体購入時に付属していたものです。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/2F7A8510.jpg)
Kingston 2GB 1333MHz DDR3 ECC CL9 DIMM KVR13E9/2 と表記されています。
こちらはAmazonで購入しました。
ディスクの読み書き速度を測定してみる
ファイルサーバーですから、ハードディスクの読み書き速度は気になるところです。
その前にディスク構成について簡単に説明しておきます。
RAIDカードなどは使用せず、Windowsの記憶域プール機能を使用しています。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/kiokuiki.jpg)
記憶域プールとは、指定された物理ドライブから記憶域(仮想ドライブ)をWindowsが作成
する方式で、「双方向ミラー」RAID1相当、「パリティ」RAID5相当をソフトウェア的に
実現するものです。
ただし、どの物理ドライブをどう使用するかはWindowsが最適に判断します。
万一、物理ドライブに障害が発生した場合は、
リカバリーできる範囲でWindowsが自動的に修復してくれます。
修復しきれない時に障害となり、ファイルが失われます。
複雑なパズルをWindowsがしてくれるイメージです。
Windowsがクラッシュした場合、再インストール後、同じ構成で物理ドライブを
接続すると、自動的に修復されます。(実際に確認済み)
上図の構成では、6台の物理HDD(11TB)から4TBの双方向ミラードライブ(G)
と5TBのパリティドライブ(F)を構成しています。
双方向ミラードライブの計測結果
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/souhoukoumira.png)
双方向ミラーはRAID5相当なので、読み書きともにそれなりです。
パリティ付きなので、HDDは最低3台必要です。
Windowsが何台のHDDを使用してRAID5を構成しているかは
わかりませんが、読み込み速度からして3台かな?という感じです。
RAID5の詳細については割愛します。
パリティドライブの測定結果
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/pariti.png)
パリティはRAID1(ミラー)なので、読み込みは普通に速いのですが、
書き込みは、2台のHDDに書き込むので哀しいほど遅いです。
しかし、HDDの使用量は2倍で済みます。
参考にSATA接続のSSDの測定結果
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2020/12/ssd.png)
思った程速くないですが、ランダムの読み書きは桁が違いますね。
以上、今更ですがファイルサーバーをアップグレードしたという記事でした。
因みに重要なデータはさらに別の物理HDDに定期的にバックアップしています。
ファイルサーバーを使用することは強くおすすめします。
最近はお手軽なNASもおすすめです。
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