![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1179.jpg)
2000年(平成12年)から始まった名鉄知立駅付近連続立体交差事業。
2022年2月12日時点の見たまま状況と、これまで定期的に撮影してきた写真も交えて、
変わりゆく知立駅周辺を紹介してみたいと思います。
知立駅の様子
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1119.jpg)
知立駅(仮駅舎)名古屋方面 2022年2月12日撮影
名古屋方面(元あすなろビル前)からの入り口です。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_0313.jpg)
知立駅(仮駅舎)豊橋方面 2021年11月23日撮影
昨年の11月に撮影した豊橋方面からの入り口ですが、現在も変わりありません。
ブラウン基調の落ち着いた色です。
これは仮駅舎で、最終的には取壊されるのだと思われます。
昔の知立駅
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2005年5月撮影
よく見ると昔の駅舎の色もブラウン基調で合わせてあるんですね。
知立駅ホーム
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF7986.jpg)
知立駅6番ホームから名古屋方面を撮影(2020年9月撮影)
昨年9月に撮影したものですが、現在も変わりないと思います。
もちろん地上にあるホームは全て仮ホームで、新駅完成とともに無くなります。
切り替えの手順は以下の予定です。
- 跨線橋をかける
- 2,3番線(三河線)を仮線路に置き換える(仮ホーム)跨線橋を仮ホームまで延長
- 4,5番線(三河線、本線下り)を置き換える(仮ホーム)
- 6番線(本線上り)を置き換える(仮ホーム)
- 6番線(本線上り)を高架線(新ホーム)へ切り替える
- 5番線(本線下り)を高架線(新ホーム)へ切り替える
- 2,3,4番線(三河線)を高架線(新ホーム)へ切り替える
現在は4番の状態です。
知立駅を利用していない方にはさっぱり分からないと思いますが、
とにかく、列車の運行に支障が出ないよう、パスルゲームのように切り替えるわけです。
また、5番と6番の間に、お隣「三河知立駅の移転」も行われます。
- 5番が、2022年度中
- 三河知立駅の移転が、2023年度中
- 6番が、2025年度中
- 7番が、2027年度中
となっており、まだまだ先は長いです。
記憶からなくなりつつある昔の知立駅
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/932728fafbd18371f6b565e64ab2f53d.jpg)
1999年4月撮影 本線5,6番ホーム
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/e8aa2ad3680621bbcd28ecf0c8d3155d.jpg)
1999年4月撮影 三河線2,3,4番ホーム
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2471.jpg)
2009年8月撮影 三河線4番線に停車する碧南行き7700系
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2488.jpg)
2009年8月撮影 三河線2番ホーム
よく見ると、知立駅の屋根は廃レールが使用されていたのですね。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1313.jpg)
地下通路のパタパタ案内板
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1315.jpg)
6番線にあった弘法山?
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1131.jpg)
現在は名古屋方面出口(ファミマの隣)に仮置されています。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1317.jpg)
駅ナカの名物大あんまき売り場
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF7286.jpg)
駅外からも購入できるハイブリッドタイプでした。
新駅完成時には必ず復活させて欲しいです。
知立駅周辺
立体交差化により、駅が新しくなるだけでなく、知立駅北側の宝町、栄地区は区画整理され、
大きく変貌します。
知立駅西側の開かずの踏切を含む10箇所の踏切も廃止され、交通渋滞の解消が大いに
期待されています。
大きく変貌する栄地区、宝町
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1047.jpg)
2014年3月撮影
駅前の細い路地に密集する商店や民家も取壊され、区画整備か行われます。
現在はマンションが建っています。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1048.jpg)
2014年3月撮影
駅前にあった「たこいち」
この道を北に向かって歩きます。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1055.jpg)
2014年3月撮影
途中にあった古い民家。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1056.jpg)
2014年3月撮影
歩いてきた道を振り返って知立駅方面を撮影
現在この風景は一切残っておりません。
栄地区
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF7258.jpg)
2019年2月撮影 栄地区
このあたりも全て取壊されました。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1107.jpg)
上の写真の交差点は、この様になるようです。
宝町上重原線の踏切
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF7208-1.jpg)
2019年2月撮影
宝町上重原線と本線が交差する踏切から撮影
拡幅された道路。
この辺りの住宅は、ほぼ建て替えが終わっている様です。
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2022年2月撮影
同踏切から撮影した写真
現在、踏切は通行止めになっており、歩行者、自転車のみ通行可能です。
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2022年2月撮影 同踏切から名古屋方面を望む
一ツ木駅の手前まで高架橋が7~8割完成しています。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1010.jpg)
2022年2月撮影 同踏切から知立駅を望む
来年度(22年度)中に上り線は2階ホームに切り替えなので、工事はかなり進んでいます。
おそらく、2022年12月に切り替えが行われると思います。
それにしても、三河線の3階高架は高い場所を走りますね。
三河知立駅の移転先へ行ってみる
高架化に伴い、三河線豊田方面のお隣駅「三河知立駅」が移転されます。
駅間が短いため、3階高架から降下するのに距離が足らず、数百メートル離れた場所に駅を移転
させるそうです。
現在の三河知立駅
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三河知立駅は知立駅から歩いて15分程度です。
なぜ、こんな駅間が短いかは、もともと三河線と名古屋本線の前身の鉄道会社が別だった
ところにあるのですが、長くなるので今回は割愛します。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1425.jpg)
同じ場所から振り返って知立駅方面を撮影していますが、すぐ近くを本線が走っています。
昔は、この辺りの本線高架上に「東知立」という駅があったそうです。
昭和43年に廃駅となったそうですが、これも複雑な歴史があるため、今回は割愛します。
東知立駅の遺構(名残)が本線の土手に残っていましたが、今回の工事で全て無くなりました。
知立連絡線(三河知立~名古屋本線)
三河知立駅の移転先になかなかたどり着けませんが、知立連絡線というものが、三河知立から
分岐していました。(現在はありません)
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三河知立駅、豊田方面の踏切から豊田方面を撮影していますが、右奥へ分岐するレールが今も
残されています。これが知立連絡線で、昔は名古屋本線まで繋がっていました。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1213.jpg)
2014年3月撮影
廃線跡が残っていた頃の写真がありましたので紹介しておきます。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1203.jpg)
自転車で横断している人の奥が名古屋本線です。
余談ですが、なぜこんなものが残されていたかと言うと、この2枚の写真にヒントがあります。
廃線跡なのに左側だけに架線が張られています。
実は、ここで名鉄の保線員が、架線の張替え訓練(実践さながら)をしていたそうです。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/DSCF1194.jpg)
もちろん、近所の人の生活道路でもありましたwww
現在は住宅が建っており、痕跡すら無くなっています。
三河知立駅移転先に到着
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1464.jpg)
ここが三河知立駅の移転先です。(知立市立竜北中学校裏)
中学校のグラウンドの一部が道路に転用され舗装されています。
何もないところが駅前広場(ロータリー)になるようです。
2線2面ホーム(対向)で保線車両の留置線も設けるそうです。
現在の三河知立の機能をそのまま継承する様です。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1482.jpg)
反対側です。
奥の駐車場辺りにホームができる様です。
![](https://blog.hopelaboratory.net/silentdream/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1521.jpg)
国道1号線の陸橋から俯瞰しています。
右側は、以前結婚式場がありましたが、現在は新たに中古車販売店を建設中の様です。
今回はここで終了です。
今後も定期的に進捗状況をウォッチングしていきます。
ちょっと目を離した隙きに無くなってしまう風景。
そして、そこに何があったのかも、いつか思い出せなくなる。
新しいものを作るには、古いものを壊す必要があることはわかる。
だから、少しでも多くの風景を、記憶を、こうして写真に残しておきたいと思う。
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