この記事は2023年3月に走った「しまなみ海道サイクリング」の記事です。
もう一つの自転車ブログ「土曜の自転車」から転載した記事になります。
2023年3月、はじめて「しまなみ海道サイクリング」をしてきましたので、その模様をお届けします。
しまなみ海道とは
しまなみ海道サイクリングについての解説は、チャットGPTに生成してもらいました。
【しまなみ海道サイクリングの魅力】
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐ、瀬戸内海に境界9つの島々を結ぶ約70kmにかかるサイクリングロードです。この海道は、2019年に世界自転車道路協会(WBRA)から、世界で一番美しいサイクリングコースとして認定されたことでも知られています。
しまなみ海道の魅力は、なんといっても美しい景色です。瀬戸内海の海岸線を眺めたり、島々を渡る橋からの眺めは、サイクリング中の最高の癒しになります。また、島々にはそれぞれ独自の魅力がありますがあり、自然や文化、グルメなど、さまざまな楽しみ方ができます。
チャットGPTにより生成
世界で一番美しいサイクリングコースと言うのは知らんかったけど、そうかも知れないです。
片道およそ70kmという微妙な距離
私の地元愛知県から”自走”トランポ(クルマ)します。
当初は、尾道で一泊して一日で往復を考えましたが。。。
時間に追われて走るだけになってしまい、もったいないのでやめました。
まぁまぁ、余裕で往復する”変態”剛脚チャリダーもいるとは思いますが、
ゆっくり走ることを強くおすすめします。
因みに、70Kmと言っても、真っ平らで、無風ではありませんから、それなりに足は使います。
長距離サイクリン未経験者が、ママチャリやクロスバイクで走る場合、チャレンジ的なコースで
あると思います。
しまなみ海道に坂道なんてあったか?とかぬかす、感覚が”バグってる剛脚チャリダーもいますが、基本登っているか、下っているかのコースです。
今治からスタートするのが一般的?
これに関しては、個人的にはどちらでも良いと思ってます。
今治スタートにした場合の利点は、走り始め(まだ元気があるうちに)に長い長い上り坂を
走破できる点です。
尾道をスタートとそた場合、最後の最後にダラダラ長い登り坂を数キロ走ることになります。
私は、愛知からトランポするので尾道スタートです。(二泊三日です)
今治までクルマの高速代がもったいないじゃん!
ということで、1日目は移動日で、尾道宿泊、2日目は今治宿泊で尾道に戻るプランです。
出発前に尾道観光
これが、後々後悔する事になるのですが。。。
どうしても、映画「転校生」の聖地巡礼がしたくて
御袖天満宮の石段
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映画冒頭で、二人がこの階段から転げ落ちて入れ替わり、モノクロからカラーに変わります。
信行寺前踏切
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映画では踏切下から貨物が通過していくシーンを撮影していましたが、上から撮ってます。
光明寺下歩道橋
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一美(一夫)がママチャリで一気に駆け上るシーンが印象に残っています。
実際にロードバイクで上ってみましたが、助走なしだときっついです。
まだまだ名残ほしいですが、しまなみ海道サイクリングに出発します。
向島行渡船のり場
最初の島、向島へ渡ります。
橋もあるのですが、歩道がなく車通りが激しいため、渡し船で渡るのが一般的で、
尾道駅前に乗り場があります。
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船内はこんな感じで、自転車押してそのまま乗船します。
料金は人が100円で、+10円で自転車を持ち込めるということで、110円です。
切符などは無く、そのまま乗り込んで、
110円だけ握りしめて待っていれば集金人がやってきます
向島
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船から降りると、みんな一斉に走り出すので、信号でつかまる度に団子状態となり、
集団ができたり、ちぎれたりしますが徐々にバラけて行きます。
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今回は、GoProで撮影した動画を切り取った画像を中心に掲載しています。
外国の観光者が多かった様に思いましたが、この日は日曜日でした。
レンタル自転車が多く、ママチャリ(電動アシスト含む)、クロスバイクなどです。
年齢層はかなり若く、ロードバイク乗ってる人の方が少ないです。
殆どの人がヘルメット着用で、さながらファンライドイベントの様で楽しいです。
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向島は、大きな島で、あまり海は見えませんが、海岸線に出ると、
次に渡る橋「因島大橋」が見えました。
因島大橋
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遠くに見えた因島大橋の下まで来ました。
橋の下を通り過ぎてしばらく進み、クルクル坂を上り、橋の高さまで上がります。
基本的に橋をわたる前のクルクル坂が儀式であり、渡り終えた後のクルクル下りが
セットになっています。
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125cc以下のバイクも自転車と同じ通路を走ります。
この橋は歩行者区分がありました。
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二層構造になっており、自動車道の下を走ります。
因島のはっさく屋
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因島大橋を渡りきると、右手下に赤い屋根が見えます。
これが「はっさく屋」です。
はっさく屋に行くには一旦橋から下の道路に降りて再び、急坂を登る必要があります。
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アニメろんぐらいだぁす!「第12話 ろんぐらいだぁす」でしまなみ海道を走る回で
紹介されていた「はっさく大福」が売ってるお店です。
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店内で因島大橋をみながら食べる事もできます。
アニメのまんまでした。
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いちご大福のはっさく版で、中にはっさくが入ってます。200円也。写真はピンボケ。
因島には大山神社(通称:自転車神社)もありますが、2日目(帰り)に訪問します。
生口島のドルチェと瀬戸田サンセットビーチ
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つぎに渡る橋「生口橋」が見えました。
この橋もくぐり抜け、しばらく進みクルクル上りです。
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橋に向かってクルクル坂を上ります。
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ヴァキューンと下って来る人とすれ違います。
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登り詰めると、これから渡る橋が一望できる。
このパターンの繰り返しです。
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生口橋を渡り、生口島へ上陸します。
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原付バイクと一緒にクルクル坂を下ります。
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そして手作りジェラートの店「ドルチェ瀬戸田本店」に到着。
お昼ご飯はまだですが、ジェラートは別腹です。
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ここのドルチェはシャーベットで、いろいろな種類があります。
ここもアニメ「ろんぐらいだぁす!」で紹介されていました。
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店内で海をみながら頂きました。(ドルチェ写真撮り忘れた)
普段コンビニおにぎりとか、ガリガリくんなどしか食べない私にとって、超グルメライドです!
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ドルチェから海岸通りを走り、突如現れた砂浜「瀬戸田サンセットビーチ」に立ち寄ります。
ここで、少し遅めの昼食。なぜか「尾道ラーメン」を食す。(写真撮り忘れ)
オサレな白いテーブルとチェアーではなく、店内のテーブルでいただきました。
3月下旬の快晴でしたが、風が強くまだ肌寒いです。
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謎の巨大なオブジェのある砂浜で、海をボーと見ながらしばらく休憩しました。
大三島のサイクリストの聖地記念碑
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多々羅大橋を渡り大三島へ
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前方に広がる青い海を見ながらクルクル下る。
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左下に見える道の駅多々羅しまなみ公園へ降ります。
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道の駅多々羅しまなみ公園に「サイクリストの聖地」記念碑があり、
多々羅大橋をバックに撮影するのが、お約束です。
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海沿いの県道を大三島大橋へ向けてガンガンペタルを踏む。
三大島大橋
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大三島大橋手前の上りで、抜きつ抜かれつのプチバトルを楽しむ。
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橋の手前に料金箱がありますが、自転車、歩行者は現在は無料で通行できます。
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三大島大橋はこれまでの橋とは少し違った構造です。
三大島大橋を渡るとそこは伯方島です。
「伯方の塩♪」で有名な所です。
伯方島
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大三島大橋を渡ってから長い長い下りをガンガン下ります。
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やがて国道に合流します。
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地味にアップダウンの続く国道を走ります。
伯方島のサイクリングロード沿いには、これといった立ち寄りスポットは見当たらず、
そのままスルーしてしまいました。
伯方・大島大橋
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そして、最後の島「大島」へ渡る橋「伯方・大島大橋」の登り口に来ました。
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橋の上まで800メートル。3%の上り標識があります。
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ダラダラ上っていると、ラストスパートかけられて、みんなに抜かれました。
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そして「伯方・大島大橋」を渡り、「大島」に渡ります。
実際には上陸しない小さな島(近見島)が途中にあります。
ラスボス大島
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大島上陸後、「伯方・大島大橋」を撮影
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しばらく海岸沿いを走ります。
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やがて国道317号へ右折して、海岸から離れ、島を縦断するように峠越えです。
激坂はありませんが、ひたすらAV5%程度の上りが宮窪峠(しまなみ海道高架下)まで続きます。
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ここに来てようやく太陽が西に傾き、影は長くなり沢山いたサイクリストが殆ど
居ない事に気づきます。
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ここが宮窪峠(しまなみ海道高架下)の休憩所ですが、誰も居ません。
ここからは、基本下り基調です。
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今治まで17Km、来島海峡第一大橋(最後の橋)まで6Km、道の駅「よしうみいきいき館」まで4.2Kmの標識がありました。
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最後の長い長い下りを西日に向かって走ります。
実は、この先に有る「亀老山展望公園」へのヒルクライムを予定していたのですが、
のんびり走りすぎたのと、「転校生」聖地巡礼で時間がなくなり、今治着が日没後に
なるので諦めました。
そして、下って、下って道の駅に到着しました。
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人影もまばらな閉店間際の道の駅に到着。
西日に染まる来島海峡第一大橋を見ながら、しまなみ海道サイクリングの終了を実感します。
17時を過ぎて、蛍の光が流れ出したので、最後の橋を渡り今治へ向かいます。
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瀬戸内に沈む夕日を見ながら、世界一美しいサイクリングロードを実感しました。
サンライズ糸山
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そして、人影まばらなサンライズ糸山で1日目を終了しました。
この後、今治駅近くのホテルに移動したのは日没後でした。
2日目(復路)
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朝一番で、今治城を見学(チラ見)
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帰りはお船で帰ります!
乗り場は「今治港 第一桟橋」で、残念ながら尾道までは直接行けず、
因島の土生港(はぶ港)までです。
残りの25Km程度は自走する必要があります。
自転車は、輪行袋に入れること無く、荷物として乗せる事ができます。
客室には持ち込めませんが、荷物料金を払えば、後部の荷物置き場に載せてもらえます。
因みに水しぶきで、自転車が塩だらけになりました。
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昨日最後に渡った「来島海峡第一大橋」を船から見ることができました。
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土生港に到着しました。
しまなみ海道 大山神社(自転車神社)
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そして、最後に大山神社(通称:しまなみ海道自転車神社)に立ち寄り、
交通安全を祈願し、ハンドルに付けるお守りを購入し常にハンドルに着けています。
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こんなお願いもできます。
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そして、昨日最初に渡った因島大橋を渡り、向島へ向かいます。
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尾道行きの渡船に乗ります。
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そして、尾道に戻って来ました。
これで、今回のしまなみ海道サイクリングは終了しました。
この後は、クルマで愛知県まで400Kmほど走って帰りました。
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