名鉄ぷらり旅 その2 | Silent Dream | an氏の雑記

名鉄ぷらり旅 その2

1月15日の名鉄ぷらり旅の続きです。平安通りから犬山へ出て新可児まで行ったものの、寒い駅で30分近く待ち時間ができてしまいました。すぐお隣のJR太多線の可児駅を覗きます。駅前には古い信号機が静態保存されていました。

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やがて、御嵩行きの列車が入線してきました。昔は、犬山方面からの直通があったのですが、現在は、同じ電車が行ったり来たりしているだけのようです。

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御嵩方面からの乗客の降車が終了して、列車に乗り込みますが、これから御嵩方面へ向かうのは、私を含めて4名だけです。運転手は新人のようで、指導員がついて、出発前の運行確認を声に出して、一つ一つ指さし確認しています。朝の時間帯は車掌がいますが、昼や夜間はワンマン運転になるのでしょうか、運賃箱の付いた車両です。2月11日から導入される「manca」はこの区間では利用できません。

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車内は閑散としたまま電車はゆっくりと走り始めました。1月中旬とあって、さすがに気温は低く、車窓には寒々とした風景が流れていきます。

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途中の駅でほとんど乗降客はなく、すぐに御嵩へ到着します。御嵩駅の一つ前の御嵩口に到着する前に、車掌が切符を回収に回って来ました。私がフリー切符を見せると何も言わずにすぐに乗務員室の方へ戻って行きました。こんな時間に御嵩へ行くのは、お得な新春フリー切符を持った乗り鉄ぐらいでしょうから。

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御嵩駅に来るのはおそらく4度目で、1998年に名鉄完乗りをした時以来です。駅舎やホームはさほど変わっていませんが、駅室は、御嵩町観光案内所になっていました。中には職員と思しき人がいましたが、なんだか入りにくい空気が漂っていたので、外から見るだけにしておきました。もう一人、鉄道マニアらしき人が同じ電車で来ましたが、すぐに同じ電車で折り返して行ってしまいました。私は、せっかくなので、1本見送り、次の電車を待ちます。といっても、同じ電車が新可児へ行って折り返して来るだけです。だれもいない駅周辺を少しだけうろうろします。まず、目に飛び込んで来たのは、「乗って残そう名鉄広見線」の赤い旗です。

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この路線も随分前から廃線がささやかれ、存続をかけて地元行政が動き出しています。駅前には立派な「足湯」が最近設置されたり、レンタル自転車などもあります。残念ながら、足湯は今の季節は営業されていませんでした。駅前には、誰もおらず、一定時間毎に、循環バスがロータリーに来ますが、空気輸送です。新可児から御嵩までは、道路も整備されていることから、バス輸送は容易で、かなり危険な状態と言えるでしょう。過去に名鉄が、赤字路線を片っ端から廃線にした悪夢が蘇ります。御嵩といえば中山道の宿場町、何とか存続させて頂きたいものです。

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誰もいない吹きさらしのホームのベンチで電車を待ちます。遠くで踏切の音が聞こえ、赤い2両編成の電車がゆっくりホームへ入って来ました。

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この後、犬山へ戻り、新鵜沼へ出て、ミュースカイで一気にセントレアへ向かいます。

次回へ続く

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