<名古屋市・東海市・長久手町・日進市> 天白川の源流をたどるサイクリング ~最初の一滴を探して~ | Silent Dream | an氏の雑記

<名古屋市・東海市・長久手町・日進市> 天白川の源流をたどるサイクリング ~最初の一滴を探して~

「大河も最初の一滴から」などと言われますが、名古屋市内を流れる天白川の源流。
最初の一滴を確認するサイクリングをしてきました。

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天白川の情報

天白川は、日進市米野木町の三ヶ峯付近を源流とし、名古屋市天白区などを流れ、
名古屋港に流出する全長約22キロの2級河川です。
主な支川は、扇川、瀬木川、手越川、藤川、植田川、繁盛川、岩崎川。

河口へ向かいます

ここは県道55号線、名古屋市と東海市の市境に架かる「天白大橋」
左手には名古屋高速東海線。橋を渡りきったところに船見料金所があります。

片側3車線の非常に大きな橋で、ここが天白川の河口にい一番近い橋。
最後の橋となります。

橋の上から撮影した写真です。高速道路がかぶってしまい、うまく撮影できませんでしたが、
ここが天白川の河口です。

正面に潮見町の人工島があり、名古屋港という雰囲気はありませんが、
ここを今日のスタート地点とし、天白川の最初の一滴を確認すべく、上流へ自転車を走らせます。

名古屋臨海鉄道の鉄橋

スタートして最初に天白川に架かる橋が、名古屋臨海鉄道の鉄橋です。
堤防道路を横切る踏切に遮断器はありません。

堤防道路を進む

天白川の右岸、左岸には基本的に堤防道路があって、ほぼ最後まで川を見ながら
自転車で進む事ができました。

川幅はご覧の通り、広く、水量も多いです。
正面に見える鉄橋は名鉄常滑線。その向こうに国道247号線の千鳥橋があります。

名鉄常滑線の天白川橋りよう1。
「1」ということは2以降があるということです。
この後紹介しますが、上流の名鉄名古屋本線にも天白川を渡る橋があります。

やがて多層構造になった都会的な橋が見えます。
上は名古屋高速大高線、下が国道23号線です。

このあたりから、川の中央に中洲のような仕切りが現れます。
実は、この仕切の右と左では違う川で、上流に向かって左側が天白川で、右側は扇川です。
この先、国道1号線あたりで扇川は分離して独立した川になります。

JR東海道本線・東海道新幹線

JR東海道本線と東海道新幹線が天白川と扇川を渡ります。
しばらく電車を待って東海道線の313系を撮影。
新幹線が来るまで待っていられませんでした。

橋桁にこんな目盛りが切ってありました。
2メールまで水位が上がったら、電車の運転を見合わせるという意味だと思われます。

扇川との合流地点と国道1号線

このあたりで、扇川は天白川から離れ、中央の仕切りもなくなります。

そして国道1号線にかかる 大慶橋。連続して扇川に架かる潮見橋もあります。
国道1号線を走っていると、一つの橋の様に通過してしまいますが、実は2つの川を
それぞれの橋で渡っています。

名鉄名古屋本線

国道1号線から名鉄名古屋本線周辺の堤防道路は走行不能で、一旦離れて、
こんな土手を自転車押して上がって堤防道路へ復帰します。

ちょうど名鉄電車が天白川を渡って行きました。
ここが名鉄の天白川橋りよう2という事なのでしょうか。

しばらく快適な堤防サイクリングが続きます

対岸に鳴海の県営住宅が見えます。
大規模な団地は最近少なくなったので、ノスタルジックに見えます。

鳴海から野並あたりまで、快適な堤防道路が続き、ランニングや散歩、サイクリングをする
人たちを多く見かけます。

川幅も、水量も、まだまだ十分あり、私にとって名古屋市内を流れる天白川のイメージです。

植田付近の河原は緑地化されていて、河原を走行することもできます。
道路を横断することなく、橋の下を通り抜けられます。

植田川との合流地点

植田川との合流点。
左側が植田川で、右側のアーチ橋のある方が天白川です。
左岸を走っていると植田川へ行ってしまうので、橋を渡り天白川へ進みます。

植田川との合流点を過ぎてから、少し風景が変わります。
高層マンションが目立つようになり、ちょっと都会的になります。

名古屋第二環状自動車道

更に進むと名古屋第二環状自動車道(名二環)の防音壁が見えて来ます。

高速道路の側道の歩道を通って天白川を渡ることができたので、対岸へ移動します。
このあたりは、地下鉄鶴舞線原駅の近くになります。この橋の名は天白川大橋。
ちなみに、天白川に架かる橋の名前は、天白川橋または天白橋という同じ名前の橋が結構あります。
大きな橋は天白川大橋または天白大橋。

余談ですが、橋名板の表記て、ひらがなだったり、漢字だったりしますが、一般的に
道路の起点側(入り口)から見て左側は漢字で、終点側(出口)はひらがなて事になってます。

名二環を過ぎると景色が一変します

調子よく走っているといきなり舗装路がなくなりダート区間が現れます。
ロードバイクなので、素直に迂回します。(進めない事はありません)

都会的な高層マンションは姿を消し、堤防道路や河原の公園で散歩やランニングをしていた
人々の姿もなくなります。

この先の堤防道路は舗装されておらず、しばらく離れた場所を走ります。

川から離れた田んぼの中を走ります。
立ち並ぶ送電線が印象的だったの撮影してみました。

岩崎川との合流地点

再び天白川の堤防道路に復帰しましたが、この辺りで岩崎川と合流します。
分かりづらいですが、岩崎川は左奥へ分岐していきます。

川を登っているので、合流地点をすぎる度に、川はどんどん小さくなって行きます。

日進市役所の裏側を通り、天白川は更に川幅を狭めます。
堤防道路も非常に狭くなっています。

日進市米野木から東名高速道路をアンダークロス

米野木駅前の高層マンションや住宅街が見えます。

米野木を過ぎて、しばらくすると東名高速道路をアンダーパスします。(振返って撮影)

川幅はどんどん細くなります

川幅は数メートルになり、夏草に覆われて水の流れは見えません。

高低差のある場所では水の流れを確認できますが、もはや単なる小川にしか見えません。
しかし河口からずっと辿って来ていますので、天白川に間違いありません。

ついにここまで細くなりました。
もう、飛び越えて対岸へ渡れそうです。

ついに最初の一滴にたどり着いた?

更に進むと、ここで川沿いの道はなくなり、水の流れもヤブの中へ消えてしまいました。
ここが、私が確認できた最後の天白川です。

源流にたどり着きました。
最初は一滴ではありませんでしたが、これ以上は確認できません。

天白川最上流に架かる橋

最後に、源流から数えて最初に天白川に架かる橋がこれです。
渡った先が私有地なのか、鉄柵で閉ざされており、誰も寄せ付けない最初の橋。

今朝名古屋港で見た片側三車線の天白大橋が最後の橋なら、
こいつは天白川最初で最小の「天白超絶ミニ橋」と勝手に命名したいと思う。

おわり

コメント

  1. 匿名 より:

    面白い記事でした。
    今度は境川をお願いします。
    そんな私はみよし市に住んでます。

  2. an氏@管理人 より:

    匿名さんコメントありがとうございます。
    境川も面白そうですね。検討します。

  3. れもん より:

    一南区民として興味深く拝見しました。
    次は山崎川の源流を探索する旅をお願いします。

  4. an氏@管理人 より:

    れもんさんコメントありがとうございます。
    山崎川候補にあがっていました。今後検討します。

  5. れおちゃん より:

    なかなか良い記事でした。
    「名鉄常滑線の天白川橋りよう 1」について、最後の「1」は桁番号の意味かと。
    常滑線の天白川橋りょうでは、橋桁が4つ有り、名古屋(北)側から1,2,3,4と番号が付いてます。
    (橋桁:橋台や橋脚の上に架け渡して橋板を支える材)