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2001年10月1日廃線となった名鉄八百津線。
住宅街の片隅、不自然に残された空き地に数メートルのレールと「八百津駅跡」と書かれた
墓石のような記念碑が残されています。
今回は名鉄八百津線のあった頃の写真を紹介します。
そして、最後にちょっとだけ八百津町の観光スポットも紹介したいと思います。
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八百津線は、広見線明智駅から分岐し、木曽川沿いに八百津町まで伸びる路線でした。
途中駅は、兼山口駅、兼山駅、中野駅。終点八百津駅までの7.3キロでした。
上の写真は明智駅で並んだ八百津線の気動車キハ30形です。
八百津線は、名鉄で最初にレールバス(LEカー)の運用試験を行い、導入された路線でした。
当初はキハ10形という、バスのタイヤを鉄道用車輪に変えたような車両でした。
しかし、揺れがひどかった事や、当初冷房がなかった事などから、最終的にキハ30形に置き
換わり、そのまま廃線を迎えました。
改めてフィルムを整理していると、モノクロフィルムで撮影したものを発見。
カラーを意図的にモノクロに編集したものではなく、はじめからモノクロで撮影したものです。
実は、撮影した後デジタルデータにしておらず、今回始めてスキャンしてみましたが、
なんかいいかも知れません。
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兼山口駅ですが、今にも崩れそうな屋根。錆びた駅名板。
廃線がささやかれ始めたこの頃、もはや確信にかわりつつありました。
撮影日は定かではありませんが、1999年頃だと思います。
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兼山口駅に列車が入って来ました。フィルムは、いわゆる本物の白黒ではなく、
カラー現像(C41)できるモノクロフィルムというものが当時存在していて、これにハマって
好んで使用していました。
カメラはKonica Hexar RFというレンジファインダー式のカメラでした。
一眼レフと違い、視点が変わり、スナップ写真ぽくなります。
二束三文で売り払ってデジタルカメラ買ってしまいましたが、今でも後悔しています。
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兼山駅です。この日は全駅で下車して撮影しました。
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自然発生的にできた踏切。
名鉄の敷地内で農作物を栽培している場面にも頻繁に出くわします。
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ホームからこんな日本の原風景を見ながら列車を待ちます。
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兼山駅の「止レ」構内踏切です。
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兼山駅は駅舎もあり、改札ゲートも残されていました。
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いきなりカラー写真になりますが、
もちろん保険でカラーフィルム入れたカメラも持ってました。
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カラー写真もいいですね。
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中野駅です。ホームの待合が素敵過ぎです。
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今の名鉄では考えられない光景。
ちなみに、八百津線の廃線跡は、兼山から八百津までは、ほぼ完全に道路転用されており、
この駅もほぼ痕跡なく道路になっています。
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中野から八百津方面へ伸びる線路。この場所も完全に道路になっています。
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気持ちのいい日の丸構図の写真です。
日の丸構図に否定的な方もいますが、私は好きです。
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警報機はありますが、遮断器のない踏切。
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八百津へ向かう車内です。もちろんワンマン運転。
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そして終点八百津駅です。途中の駅とは違い立派な駅舎です。
無人駅ではなく、廃線当日まで駅員が常駐していました。
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駅前には広場があり、喫茶店、道路を挟んで売店がありました。
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駅構内は、プランターの花や、盆栽があり、常に手入れされておりきれいな駅でした。
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ホームのベンチに座布団が置かれていました。
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駅の裏側からカラーフィルムで撮影。
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そして、少し歩いて八百津高校へ向かう山へプチ登山です。
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途中、視界の開ける場所があり、八百津駅を俯瞰できます。
今こうして見ると、鉄道模型の終着駅のジオラマのようです。
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列車のいる場所を拡大します。
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もっと、もっと拡大します。
そして、ここが最初の写真の記念碑の場所です。
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ほんのわずかに残されたレールだけが、八百津線がここに存在した記憶として残されています。
モノクロフィルムには色はありませんが、決して色褪せる事なく、
今も鮮明に私の記憶の中を走り続ける八百津線。
八百津町の観光スポット
人道の丘公園
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人道の丘公園内にある「杉原千畝記念館」
“すぎはらちゅうね”と読みます。
ナチスから逃れてきたユダヤ人を逃がすため、日本への通過ビザを
人道的に発行した八百津町出身の偉人の記念館です。
詳しくは、この記念館を訪問してみて下さい。
館内は撮影禁止でしたので、外見の写真しかありません。
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2015年10月に訪問しましたが、出てきたら入り口に風船とくす玉。
ビデオカメラもセットされており、どうやら、入館者数のキリ番が近かった様です。
この日の夕方、ネットで調べたら、数時間後に入場した家族がキリ番に当たったとの事でした。
丸山ダム
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紅葉の時期に行くのがおすすめです。写真は2014年10月に撮影したもので、
瑞浪側から自転車(ロードバイク)で登りました。
現在、丸山ダムは発電をパワーアップさせるため、嵩上げ工事が進行中との事です。
蘇水峡(そすいきょう)
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丸山ダムの下流にある名勝で、木曽三川三十六景のひとつにもなっています。
八百津町ホームページより引用
木曽川の浸食でできた峡谷は高いところで百数十メートル。
蘇水峡を象徴する写真がありませんが、この辺り一帯が蘇水峡です。
丸山ダムの工事で、通行できない道路があるそうです。
旧八百津発電所施設
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2014年10月訪問
明治44年に建設された木曽川水系最古の水力発電所の遺構。
資料館があり、内部を見学できます。(有料)
内部公開は休止期間もあるようなので、お出かけの際は予め確認することをおすすめします。
現在は地震への安全対策のため内部公開は休止していますが、四季折々の風景とともに、
2022年2月 八百津町ホームページより引用
その優雅な外観をお楽しみいただけます。
栗きんとん
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2014年10月25日訪問 とある有名店
このためだけに八百津を訪れる人も少なくありません。(私もそうでした)
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元祖栗きんとんを自称する店が数多くあります。
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原材料名:栗、砂糖、塩
今回はこれで終了です。
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