2020年に撮影した鉄道写真のまとめをしてみました。
今年は、しばらく遠ざかっていた鉄道写真を本格的に再開した年でもあります。
こうして記事にしてみると、これまで行ったことのなかった路線にも結構行きました。
さて、1月から順に写真を見ながらダラダラと振り返ってみます。
1月 名鉄蒲郡線 いちばん廃線に近い路線
三河湾に沿って2両編成のワンマンカーが、およそ1時間毎に行ったり来たりしています。
俯瞰してみると、海沿いをS字を描いて走るのがはっきり分かりますね。
この路線、名鉄で一番廃線に近いと言ってもよいでしょう。
もはや沿線自治体の支援次第というところまで来ています。
撮影場所は、愛知こどもの国という施設の展望台からです。
列車が停車している駅は「こどもの国駅」です。
この駅は名鉄で最も乗降客が少ない駅争いで、常に上位をキープしています。
こどもの国は山の上にあり、駅から中心部までは、だらだら長い坂道を
30分以上歩くことになります。
直登する近道もありますが、小さなこどもには厳しい「こどもの国」です。
しかし、とてもよい路線ですので、いつまでも存続することを願います。
皆さんも是非お越しください。(電車で)
SLの動態保存もしていますので、乗車をおすすめします。
真冬の展望台に1時間近く居たところ、風邪ひきました。
3月 JR飯田線 渡りそうで結局渡らない鉄橋
飯田線では有名な第6水窪橋梁 通称「渡らずの鉄橋」
約30年ぶりの再訪問です。
飯田線の電車も随分変わりました。
昔はゲタ電とか走っていて、飯田線にとりつかれていた時期もありました。
まさかVVVFの313系とか、現役車が飯田線を走るとは、不思議な気分です。
そもそもなんで、こんな中途半端な橋?なのか、簡単に説明しておきます。
この川の右側にはせり出した山があり、そこにトンネルを作ったものの、
地盤がよろしくなく、崩壊してしまったそうです。
今も崩れたトンネルはそのままで、遠くから見ることができます。
それで、トンネルはやめて「迂回」ということで、こんな状態になったそうです。
さらに、せり出した山そのものが崩れても線路が巻き込まれないように、
川幅を全部使って迂回しているとの事です。
7月 豊橋鉄道 市内線 日本一の急カーブがヤバかった
豊橋市内を走る路面電車。
路面電車がちゃんと機能している素晴らしい街。
しばらく前の事になりますが、豊橋駅の下までの数十メートルですが、
路線延長され話題になりました。
路面電車の廃線や縮小はよく耳にしますが、路線延長なんて聞いたこと
ありませんから。
全国の完乗りタイトル保持者が、この数十メートルを乗車するために豊橋に来た
ことは言うまでもありません。
上の写真はその延長区間を走るエール号(NHKの朝ドラとのコラボ)
「東田坂上」という坂の上にある駅がお気に入りになりました。
鉄道では日本一の急カーブといわれる場所があるのも豊橋の路面電車です。
動画撮って来ましたので、観てみて下さい。
後の台車の動きがヤバいです。
8月 長良川鉄道
以前からずーと行ってみたかった路線。
この日やっと実行しました。行ってきました。
初めての路線は撮影地が分からないので、ネットで調べて定番ポイントへ。
とりあえず、長良川と絡めて撮影。
しかし清流長良川と言われるだけあって凄くきれい。
水の流れる音を聞いているだけで癒やされます。
沿線を見ていて気づいたのは、桜の木がたくさんあること。
春に再来することを決意。
郡上八幡の街も少しだけ観光しました。
8月 三岐鉄道 北勢線 非冷房車が暑すぎた
この路線も行ってみたかった、乗ってみたかった路線。
午前中は車で撮影して、午後から全線乗車という、私にとっては珍しいパターン。
とにかく暑い夏の一日でした。
夏ぽい写真もたくさん撮れました。
非冷房車に当たり、熱中症寸前でした。
楚原駅手前の 33.3パーミルの急勾配。
望遠レンズで圧縮するとさらに急に見えますね。
ナローゲージなので、遊園地のアトラクションに見えなくもない。
動画も作りました。見てみて下さい。
9月 JR紀勢本線
急に海が見たくなって行って来ました。紀勢本線。
海と電車を撮りたいので、どうしても俯瞰気味になります。
なんでこんな天気悪いんだと、ため息が出ます。
それでも午後からは空と海の境目は分かるようになりました。
とにかくダイヤが薄ので、撮影のチャンスが限られます。
紀勢本線は、海沿いだけでなく山の中も走ります。
トンネルとトンネルの間を一瞬だけ通過する列車。
よくみるとHC85系というハイブリッド駆動の試験運転です。
天気のよい日に再来したいと思います。
9月 名鉄知多新線
地元、名鉄知多新線へ撮影に行きました。
夏草に覆われた知多半島の山間部を走る名鉄特急。
街中で見慣れた車輌がトンネルから出てくる姿が新鮮に見える。
名鉄の違った一面が見える路線です。
10月 三岐鉄道北勢線 コスモスまつり行って来た
再び三岐鉄道北勢線です。
夏に乗車したときに購入したフリーきっぷと一緒に頂いたパンフレットに
10月にコスモスまつり開催とあったので、再び訪問です。
東員駅前の休耕田を利用した、コスモス畑が広がっていました。
10月 JR高山本線 紅葉 「まだ早いな」て地元のおじさんに言われた
毎年恒例の高山線の紅葉撮影。
なかなかタイミングが合わず、早かったり、遅かったり。
今年は早かった。
私の休暇に合わせて紅葉してくれる訳ではないのであきらめる。
橋の上で写真撮っていると地元の人が通りかかり、
「まだちょっと早いな」と一言いって通り過ぎました。
それでも、なんとかそれっぽく撮れました。
今年は大雨の影響で下呂付近を中心に道路や家屋に大きな被害がありました。
11月 名鉄知多新線 紅葉を探したけど、微妙だった件
夏に知多新線訪れたとき、紅葉もいけるんじゃね?と思って再び11月に訪問。
結果としては、紅葉といえるほど紅葉しないと結論。
よい場所があれば教えて欲しい。
連写性能が微妙なEOS6D(初期型)シャッターチャンスをモノにできない。
私の腕が未熟疑惑はあるが。
11月 名古屋駅周辺のイチョウを撮影 20年越しの夢が叶った?
毎日通勤途中の車窓から見える名駅通のイチョウ並木。
きれいだな〜、撮影したいな〜、と、20年くらい前から思ってました。
ついにこの日、最寄り駅で電車を降りてしまいました。
あ、もちろん会社休の日にですよ。
とにかく天気がよく空が青い。
ガード下のお地蔵さん。
こんなのあるって初めて知った。
11月 一ツ木カーブで試し撮り EOS7D MarkⅡ をこっそり導入
EOS7D MarkⅡをこっそり導入。
EOS6Dを使用してきましたが、どうしてもダメなのが連写性能。
もちろん中古機です。
しかしEOS7D MarkⅡは、一応現行機?ですが、新品の方が入手困難?です。
APS-C機ですが、何の問題もありません。
連写秒間10コマはプロ機並みです。
なんと、APS-C機では現在もCanonのフラグシップて事になってます。
さらにオールクロス65点AFとか鉄ちゃん仕様になっています。
これから鉄道写真を始めよう!という方にはおすすめです。
状態のよい中古でも7〜8万円程度です。
真正面から近づいてくる電車撮るなら、AIフォーカスにして何も考えず連打すればよいです。
上の写真はそうして撮りました。発色悪いのは天気のせいです。たぶん。
EOS6Dの方が描写はよいです。(私感)
12月 JR高山線 EOS7D MarkⅡで挑む 失われた伝説の撮影地??
冬がくる前に♪なんて曲もありましたが・・。
暮れのクソ忙しい時期に会社休んで、EOS7D MarkⅡ片手に(正確には首からぶら下げて)
高山線へ撮影に行って来ました。(失われた伝説の撮影地)
木々は成長するもので、有名なお立ち台(撮影地)だからといっても容赦はありません。
上の写真をご覧下さい。
クソ邪魔くさい木の枝が視界を遮っていますね。
切り倒したくなる気持ちはよく分かりますが、鉄オタのマナーが問いただされる時世です。
でも、これくらいならなんとかなります。たぶん・・。
目の前の枝が消えました。どや!(顔)
木を切り倒したわけではありませんからお間違いなく。
用意するものは、350mm程度の超望遠レンズとパソコン(フォトショップとかLR)です。
三脚は必須です。
350mmの超望遠レンズなら視野角(画角)は7度程度なので、
目の前の隙間なら数十センチあればスルーできます。
枝の隙間をうまくすり抜けるようにイロイロ角度を変えて最適な場所を探しましょう!
細い枝なら多少入ってもボケて映り込みませんから、ほら、レンズの中には絞り羽根という大きな異物が
ありますが、写らないですよね。同じ理屈です。(正確にはちょいちがうけど)
パソコンに取り込んだら、邪魔な部分はトリミングして構図を整えます。
(なんなら隣に写った別れた彼女、彼氏も消せる時代です)
この場所は、飛騨金山〜焼石の飛騨川沿いで、国道41号線の三ツ渕洞門内の歩道からです。
昔は、この洞門の上に上がれたのですが、現在は柵が張って入れなくなっています。
上がったとしても、杉の木が生長して視界は無いと思います。
冬期限定で、紹介した方法でなんとか撮影できます。
春から夏にかけては、枝に葉がついて視界が無くなると思います。
今年最後に長年気になっていた失われた撮影地の状況が確認できた事、
なんとか撮影できた事がうれしかった。
では、皆さんよいお年を(・ω・)
そして、来年も当サイトをよろしくお願い致します。
コメント
高山線の白川口駅から下油井までの、あいだの、第一鉄橋いい写真とれますょ。私は地元です。