岡崎市の旧東海藤川宿の中に「津島神社」の石標があります。(写真撮り忘れましたが)
旧東海道、藤川の松並木を横切るパノラマスーパーはしっかり撮影しましたので許してください。
旧東海道の「津島神社」の石標を奥に入ると、名鉄本線の線路の向かいに鳥居が見えます。
その奥に津島神社があります。たぶん。しかし、命がけで線路を横断しろということなのか。
凄い勢いで、特急電車が通過していきました。左右を指さし確認して、意を決して線路を横断します。
いやいや、100メートルほど藤川駅方面へ戻ると踏切があります。
昔は鳥居の前に踏切があったような痕跡はありますが、廃止されています。
1977年9月の国土地理院の航空写真を確認したところ、確かに踏切が存在していた様ように見えます。
踏切を渡り、国道1号線を豊橋方面へ右側の歩道を進むとやがて歩道はなくなり、下へ降りる階段が現れます。
線路の反対側の鳥居に来ました。
神社において、鳥居とは「神様が宿る結界にして、人が住む外界との境界線」とされています。
このような形で、いきなり結界に来てしまう事はいかがな物かとも思いますが、名鉄が結界と外界を結ぶ
踏切を無くしてしまったので致し方ありません。
しかし、橋を渡っても神社はありません。
階段を上り国道1号線の歩道に戻り、対面を見ると神社がありました。
しかし、今度は片側2車線の国道1号線に阻まれ、神社へ行くことはできません。
しかも、中央分離帯には柵が張られており、無理矢理横断することも困難かつ命がけです。
踏切まで戻っても、信号も横断歩道もありません。
中央分離帯の柵に切り目があるので、左右を指さし確認して、意を決して国道を横断します。
いやいや、周りをよく観察すると、地下通路があり、安全に横断することができます。
かなりの高速で走る車に恐怖を感じながら、一段下がった歩道を歩きます。
そして、やっとの思いでたどり着いた津島神社
誰もいないひっそりとした神社で、国道1号線を行き交う車の音だけが聞こえます。
上から藤川宿を見下ろします。鳥居の前を名鉄電車が通過していきました。
参道に鉄道や道路が横切っている神社は多くありますが、鳥居から社の間にほぼ何も残っていないどころか、
かなかなたどり着けない神社でした。
せっかくなので、近所の名鉄舞木検査場で撮り鉄。
すっかり秋の風景になっていました。
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